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re-invention
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目指すものは何か
いよいよ4回目の静岡テクノロジー活用数楽研究会。
川上さん&上原さんという
東西のテクノロジー活用の巨匠を静岡に招いての研究会。
何といっても気遣いの足りない自分に,朝から緊張。
新幹線が動いているのかをネットで確認し,ホッと安心。
まずは学校へ。
機器類を並べ,印刷物を確認し,ポットや名札や・・・
なかなかいろいろあるものだ。
静岡駅へお迎えに。静岡の街並みを多少お見せしつつ学校へ。
いくつかの準備をさらにして,情報アシスタントや,
M先生,突然お願いした自校のI先生,さらには
ボランティアスタッフを依頼した生徒6名と共に弁当。
一緒に弁当という手法は,小牧のアイディア。
一体感や責任感が生まれる,とてもいいやり方。
駐車場係を依頼した静大の皆さんや,
受付等を依頼したS先生にもこの時間から来ていただけばよかった。
気を遣って自分でやってしまうことが,
実はマイナスであることに,この時になって気づく。
そこから先は,一気に時間が流れる。
気を遣って動いてくださるM,S,I先生にも頭が下がる。
そして何より生徒がよく動いてくれる。
開会前から,
コンピュータ室では
プラズマディスプレイを囲んで,
話が始まっている。
まずは上原さん。
なぜプラズマディディスプレイなのかが,ようやく見えてきた。
見やすいこと,拡大縮小が自在なこと,いじれること。
あれがあるだけで,発表したいと思う子供は多いはず。
先生方にe-教科書の操作をしていただく段では,
入っているフラッシュのバージョンが低くピンチ。
情報アシスタントを呼んでおいて大正解。
操作に手間取るが,それでも大学生は飲み込みが早い。
教科書が動くのは面白い。楽しさを共有する。
まさに21世紀の教科書か。
でもそれをどう使うのかは難しい。
現象についての数学的な背景のある教師と,
それがない生徒とでは,面白さの意味も違う。
判った気になるが,実は何も分からない生徒もいるだろう。
また,それでも分からない生徒もいることだろう。
何を目指しているのか,便利ならいいのか。
途中で,何度か控え室の生徒たちの様子を見に行く。
Voyage操作を熱心に復習。
学んだことが,どこまで生きているのかが問われる。
そして迎えた休憩時間は,生徒たちが大活躍。
自分がやるよりも,何倍もインパクトがある。
研究会も授業と同じ。
こちらのねらいはあっても,人それぞれつかむものは違う。
後半は川上さん。
テクノロジーだけではない数学をきちんと示し,
その上でテクノロジーを活用していく。
じっくり時間をかけて,参加者にも生徒になって考えさせる。
自分にも突然の振りがあってドキドキ。
自分の授業も紹介していただく。
楽しいけれど,
本質を突く川上節に頷く顔が多い。
『「あれ?」「ふしぎだな?」、「どうして?」、「なるほど」
このスパイラルの積み重ねが我々の目指しているところ。』
『発展的課題は,その子によって違う。』
最後は岡本先生。さすが。
「思考・操作の自由。」「試みることの楽しさ。」
光る言葉をたくさんちりばめながらも,
本質を問うまとめをしてくださる。
懇親会でもたくさんの話を聞く。
M先生にもたくさん語っていただき,来年度の提案がある。
是非とも実現したいと思う。
川上さんからも新たな宿題。
生徒の活躍も,大変褒めていただき,それが何よりうれしい。
岡本先生からの問い掛けは直感的でもあるが,
でもきっとそうだろうと感じさせるもの。
「コンピュータは人間の時間,体内時計を狂わせる。」
「開発者は,どこまでも開発するだろう。
でも,その先に何があるのか。究極は何を目指しているのか。」
「子供たちはそれに順応している。大人よりずっと。」
最後まで付き合えず,2次会で帰宅。
2004年01月22日(木) 図形と関数の融合
2005年01月22日(土)
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