Just for today !
re-invention



 真摯に生徒と向き合う

午前中は部活動。
自分の部活の前に,他の部の様子を見る。
それぞれが勝負どころ。
心配しいていた生徒も,なんとか復帰できそう。
久しぶりに剣道を見ると,やはり気持ちが高鳴る。

柔道部は,カツ丼大会というネーミングの校内試合。
試合は,何より生徒を本気にさせる手段。
全力を出すことで,新しい世界が見えてくる。
全力を出すことで怪我をする生徒も出るのは気になるところ。
3年生はわずかに4人ながらよくやってきたと思う。
それもみな,コーチの指導の賜物。

村上龍氏のメールマガジンを見つけ,登録。
最新号は,アメリカ独立記念日の話題。
アメリカにいる日本人が,これを読んでどう思うのか,

予約していた20年も前の岡本先生の著書
若い教師のための数学科授業相談」が届き,何章か読む。
目次だけを見ても,
・導入の工夫・発問の工夫・討論のさせ方・練習のさせ方
・教師の表情・話し方・学力差に対する配慮
・机間巡視・教科書の使い方・ノートのとらせ方・宿題の出し方
・前時の復習と本時のまとめ・板書の工夫・視聴覚機器の利用
・生徒理解・評価における基本事項・評価問題の作成の実例
など,どれも今でも必要な話で勉強になる。
(娘には,「若い教師じゃないのに・・」などと言われつつ)
岡本先生の幅の広さを感じると同時に,
執筆陣に並んだ先生方も,
国宗先生・相馬先生など,そうそうたるメンバー。
でも20年前はみな中学校の教諭だったのか・・・。何だか不思議。

夜は,柔道部の保護者との懇親会。
部活を通して子どもを育てたい,恩返しをしたいという
コーチの熱い思いを聞く。
その昔,そんな情熱が自分にもあった。
部活部活で,真摯に生徒と勝負してきた時代があった。
今はそれが出来ず,どこかに後ろめたさも感じている。
こういう人対しても,胸を張って,
「数学を通して生徒を育てているのだ」
と言えるような仕事をしなければと思う。


2004年07月03日(土)
目次