Just for today !
re-invention



 学校が確実によくなるムード

気になる生徒が,カウンセリングを受ける。
家庭のことを,学校がどこまで関われるのか。
何ができるのか。

授業は,速さの問題。
教科書通りの展開だが,教師の人柄で生徒がついていく。
自分は完全に否定している「み・は・じ」も,まあいいか。
類題が解けるようになり,生徒は満足。
できるようになることは大事。
でもな・・という思いは残る。
そんな中で,数学が苦手な生徒から
「先生,線ってかけるの?だって,線は幅がないものでしょ。」
と質問される。
こういう質問大好きだな。
「かけないね。だから,イメージの世界なんだ。」
「紙をカッターナイフで切った跡みたいな感じかな。」
うなずきながら,うれしそうに
「ずっと気になってたんだ。よかった!」
そういう答えもうれしい。

自習時間にトラブルあり。
自分が補欠に行くべきだった。
心が伝わっている部分もあるけれど,
さあ,どうなっていくのだろうか。

道徳は,阪神淡路大震災について。
副読本だけでなく,
「語り継ぎたい命の尊さ」から写真を拡大し,
さらにこの中の話を取り上げる。
さすがにしんみり。こういう話をたくさん聞かせたいと思う。
経験できなくても,人には感じる力がある。
それが,今のあたりまえを幸せにもしていくし,
生き方を考えるきっかけにもなる。
幸せがありふれていると,幸せを感じられない。

放課後,新年度対策全体会。
どうなることかと思ったけれど,全員が参加して,
脳みそをフルに使って,話し合って・・・終わった後の清々しさ。
スポーツをした後のようなという言葉通り。
会議をしてこんな思いになれる経験はあまりない。
さすが,斎藤孝氏の提唱する方法。
第二段を考えなければならないが,やりがいがあっていい。
学校が確実によくなっていくムードができたと自負。

夜,数学同好会。
懐かしい橋爪先生に会える。
退職後7年が経つ方なのだが,相変わらず。
数学に対して情熱を持ち,少年院と大学で教えているのは
すごいの一言。
そして,自分のようなものの発言にも,耳を傾けて,
吸収しようという思いを持っておられる方。
こういう歳のとり方が自分にはできるだろうか。


2004年01月15日(木)
目次