2007年03月24日(土) |
映画「蟲師」を観ました |
映画「蟲師」の軽〜いレビュー 蟲師を蟲友と一緒に観に行ってきました! ズバリなネタバレはしませんが、ご注意下さい。
●ストーリーについて 原作の「柔らかい角」「雨が来る虹がたつ」「眇の魚」「筆の海」と綿胞子が入るのかと一瞬思った(観た人には分かる・・・) を元にしていますが、柔らかい角以外は一つの流れでまとまっていました。原作は完全に短編集なので、随分変わった印象になりました。
ギンコと淡幽の関係についてちょい深く切り込んだ感じがして、ちょっと読者の抱く蟲師の世界とは離れるんじゃないかなぁとも思ったり。
●映像について
蟲が蟲と言うより虫に近い表現でした。原作やアニメのような幻想的な表現とは打って変わって、どこまでも写実的な感じ。もし蟲が現実にいたのなら、こんな風なのだろうな。
CGをバンバン使っていますが、あくまでも自然な感じがします。
●世界観について 設定が原作とは多少違いましたがこれはこれで良し!蟲師のいる100年前の日本に是非とも行きたい。 風土記に出てくる「原風景」を思い出しました。これが私の原風景だったら・・・と妄想。 海外の映画祭で好評な理由が改めて分かりました。
●キャラクターについて ぬいさんが好きな人は観ない方がいいかもしれません。 虹郎がオイシイです。大出世。
●小道具について 淡幽の使う菜箸が超ほしい。ヒョウタンのキーホルダーよりこれを商品化するべきではなかったのでしょうかっ?!
●CGについて 制作に学校の先生が携わられていたので、土砂崩れの辺りは色々と尋ねてみたいです。問題は来年からは学生じゃないので授業に参加できないことでしょうか。いかにして潜入しよう・・・(もうレビューじゃないし)
観る前の想像とは大きく離れた作品でしたが、蟲を身近に感じ取れる素敵な作品だと思います。 原作を読んでいない方は読まれてから観ることをオススメします。内容を知っていても十分に楽しめますし、読まないほうが分かり辛いかもしれません。
観た人へのオマケ問題 友人が思わず上映中に笑いそうになったギンコの台詞は何でしょう? ヒント:原作のギンコは絶対言わない 答 え:「(淡幽のことを)好きと言えない」
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