2008年09月20日(土) |
ハンコック見てきました |
最近よく映画を見ます。今週はハンコックでした。えあですこんにちは。 ウィル・スミスかっこいいよね(´ε`*) ネタバレ抜きの感想をみくしぃに書いた後、こっちはネタバレ込みで書こうと思ったんだけど、いざ書こうとしたらネタバレ抜きの方で言いたいことを大体書いてしまったことに気づいたのでそのまま転載することにします。
というわけで以下感想。転載分はネタバレっぽいことは書いてないですが、先入観なしで読みたい人は読まないでね、っていうことで下げます↓
面白かった〜!! CMで散々流れている、「スーパーヒーローだけどろくでなし男」という設定も興味を引き、それ絡みのコメディも予想通りの面白さでしたが、私的には結末が凄く好みだなあこれ……! ストーリーにも設定にも複雑さはなく非常に分かりやすいですが、序盤のうちにこの相関になるとは多分普通気づかないという意外性があります。今まで謎だった部分が明かされていく様が面白い。 緻密精細なストーリーもいいものですが、単純であっても単調でないというのは良作の条件だと私思うんですけどどうでしょう。
レビューサイト見てきたけど、後半ストーリーの転換があったあたりからが結構評価が分かれていて、意外と不評が多かったですが、やだなあみんな、アレがいいんじゃないかー。わかってないなあ。 前半後半どっちがいい、というのではなく前半後半両方あるからこそ私的にはいい作品だな、と思えました。 おっと、ぽnyの時と正反対な感想だNE。
引っかかる所もごく一部ないでもないですがまあ無視できる範囲かな。 いい作品でした。あ、でも考えているかどうかは分からないけど、続編はいらない。これで終わって欲しいな。
そしてここから上の補足的な感想。 今回はラストに関わる力強いネタバレなので見てない人は見ないでネ。今度は反転。
(↓ここから最後まで) ちょっと引っかかった点は、序盤のレイの口うるさいというか耳の痛い助言によく付き合うなあという部分。 「君は寂しいんだ!」的な指摘は私だったらそれが正しくともそうでなくとも、なんとゆー失礼な言い草だ付き合いきれんわ、と思うだろうので、それを(あまり失礼と思った様子もなく)受け入れているのはちょっと違和感あるのだけれども、まああれはハンコックが人よすぎってのでFAかな。 レイが自分を親身になって考えてくれているということを知るっぽいシーンが挿入されているし。
そもそもクズクズ(ていうかasshole……えー。assholeってこんな老若男女問わず使う言葉なんだーと結構びっくりしたw もっと下品なスラングかと思ってた)言われ続けても人助けをするってだけで超絶いい人だよね。 なんでそれで自分のやりすぎには気づかないんだwwwとか思うけどそれはコメディの都合という奴かw 周りの人も誰かこの神の如き善性に気づいてやれよ!!1!w
レビューサイトで気になる部分と何人かが言っていた、重傷を負った後に力が出たり出なかったりあたりは、チカチカする蛍光灯なイメージで私は気にならなかったかな。 飛び立とうとして一瞬飛べたけどすぐ落ちて、という様子から力の消滅というより不安定さの方が見えるしね。
とまあ気になったと言っても突き詰めて考えればどうってことのない部分で、私としては正直ほぼ問題なかったに等しいです。
上でも書いたけど、前半はとにかくコメディに徹し一旦小気味のよい決着を迎え、そこからいきなり想像外の方向からシリアス路線に走り出す、という部分がレビューサイトでは不評だったようなんだけど、正直私これのどこが悪いのかがサッパリ分からない。 趣向の問題かな?
オンノベのレビューとかでもよく言ってることなんだけど、私は、「コメディでありシリアスである物語」が大好きなんですよね。 ライトな導入で気軽に深く感情移入してから、ドラマティックな展開になるという感じの。カーマリーとかひぐらしとかが顕著ですね。 最初から重いとそういうのが好きじゃない限り入りにくいし、コメディ一辺倒もいいけど切なさ要素もあると一粒で二度美味しいよねって感じで、結構万人向けに使える構成だと思ってたんですけどねー。えー、何が問題なんだろうー。 コメディのつもりで見に行ったのに笑いつくせなかった、って感じだろうか。うーむ。
予め公開されていた超人ダメ男設定もいいけど、終盤のキーになる、二人いっしょにいると超人の能力が消えてしまう、という設定も珠玉だと思います。ていうかそれ自体よりもそうなる理由が素敵過ぎる。 そして結末が好み過ぎて困った。 全面ハッピーエンドも勿論好きだけどなんかこう、切なさが残るハッピーエンド、いい……! ウィルー!!(ノД`)(スミス的な意味で)
このストーリーがハッピーである為にはハンコックは永遠に孤独でいなくちゃいけないわけで、切ないなんていうレベルじゃねーぞって感じなのだけど(この辺は人それぞれの想像にお任せ部分だが)、それを含めて、あー、私これ、好きだなぁ……。 余韻を楽しみたい作品なので(いや仮に続編を作ったとしてもそんな遠い未来の分は作らないだろうけど)、続編はなくていいや、というか、ない方がいい。
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