2002年12月04日(水) タイトル萌え

今日は「勇者と呼ばれた女子高生」の話をしようと思ったんですけど、てれてれと書いていたら全く別の話が書きたくなったので、急遽変更。
今日はタイトル萌えのお話にしたいと思います。

最初に書こうとした「勇者と呼ばれた女子高生」、別にどこぞの小説のタイトルであるわけではなく、本日予定していたネタから私がつけたものです。
ちなみにこの語呂、柊玖遠さんの「氷と呼ばれた暗殺者」のパクリ。
このタイトル好きなんですよねぇ。カッチョイイ。

ってかタイトルっていいものですよね。誰の作品でも。

なんか、巫女スキーとか制服スキーとか靴下スキーみたいなめっちゃ限定された萌えのように聞こえる言い方ですけど。
靴下スキーつっこみ禁止ね?

タイトルってその作者さんのこだわり凝縮って感じで思わずハァハァしちゃいますよね(しません)。
全編通じてのタイトルでも、一章一話ごとのタイトルでも。限られた文字数の中に創意工夫の凝らされた、そう、まさにこれは短歌や俳句と同等の価値を持つ小さな芸術! 凝縮された知恵と直感、練りに練られたミクロの世界! ただ遠大に広がるばかりが全てではない、理路整然と限定範囲内に纏め上げられる箱庭のごとき美しさ、そう、この世界が神の創り給うた箱庭であると発想するのと同様、小説のタイトルとは実はその作品の一部にして全て! 初めであり終わりである、アルファでありオメガであると断言しても果たして一体誰が反論できましょうかッ!!?

……と新しい芸風に走ってみましたがどうでしょう(いきなりテンション下げ)。あんまり↑の文章、深くモノ考えて書いてないので突っ込まれても困ります。

まあでも面白いと思うのは間違いないんですよ奥さん。

スレイヤーズの章タイトル(文庫ごとのタイトルでなくて一冊の本の中で更に別れているパートのタイトル)、ラストの一つ抜かして全部5・7・5なんですけど、あれ、実はめっちゃ好きでした。最後だけその法則を外してつけてる所が、んー! かっこいい! ラストを特別扱いするのは心憎いですね。

オーフェンの短編のタイトルの7・5調も好きです。
語呂がいいタイトルってやはり見栄えがします。
オーフェンは長編の(これは文庫自体の)「我が〜〜」で統一されているタイトルも、中身を読めばその「我」が誰のことだか分かるようになってるところが、くぅ。萌え。

オンラインで言えば、Kなこさんの「Fィアンセバトル」の章タイトルとか、シンプルですが冴えてるなあ〜と思ったりします。統一性があり、なによりこれ以上ないほどわかりやすい。こういう単語だけというのも好きですね。
全部2文字の熟語、とかのタイトルも、パリっとした感じで好みです。

それとは反対に、思いっきり文章になっているものにも心惹かれます。
例としてあげるならばやはりこれでしょう。タクティクスオウガの何ルートであったか忘れましたが、何章だかの(←章も覚えてないし)「駆り立てるのは野心と欲望、横たわるのは犬と豚」。
これかっこいい! 私画面でこれ見た時かなり萌えました。
くはー。こんなタイトルつけてみたい!

あとお馴染み「Cーマリー」のT睦月さんのセンスは、やはり本文内にとどまってはいません。
とてもコアなこと言っていいですか?

私は「この、雨が止んだら」の「、」にすごく萌えるんですがどうしましょう!

一話一話の中のさらに一ページごとのタイトルも毎回密かな楽しみですし……くはー♪

句読点入っているタイトルって案外好きみたいです。
だから私、どこからどのように反論来ましてもそれを受けて立つ覚悟で申し上げますが、





モーニング娘。
も、私かなりいいと思います!!






但し、私、ゴマキとやらのフルネームも顔も全くさっぱり分かりませんが!!
もう辞めたんでしたっけ? それすらも曖昧。





ふと。
自分の作品の方を見てみると……

ひょい(目をそらす)

なんてしたくなりますけど……
まあでもお気にのタイトルもあるんですよ。「僕の大切な姫君」とか。「誰がために彼は祈る」とか。まだ伏せますが最終章につけようとしているタイトルも割とお気に入りです。
ああ、ライラさんの短編の「少女に剣と花束を」も好きですね。
これは珍しく、ラストを決めかねて書き始めたものだったので、タイトルにオチを合わせた形です。
こうやって書くのもまた楽し。





作品の看板であるタイトルに気を使っていない作者さんなど殆ど皆無であろうとは思いますが……
皆さん、これからも七転八倒して素敵タイトルを魅せてください!

2001年12月04日(火) Cぷら
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