2002年09月22日(日) |
「紹介文鍛練堂」様に投稿 |
何日か前、紹介文鍛練堂さんに紹介文を投稿したら、もう批評がついてた。 たまたまタイミングがよかったというのもあるだろうが…… 私の掲示板レスより速い。 ……わかってる。私が遅すぎるんだってのは(すみません。しくしく)
こちらのサイトさん。 読んで字の如くなのだが、検索エンジンなどに登録する、小説の紹介文を読者の目で講評付きで評価してくださるのだ。
小説の紹介文。 これは、かなり重要なものである。 よく、一文だけぺろっとその場で書いたような紹介文が見受けられるが、そんなナメた真似をしていいものではないのである。
検索エンジンから初見の小説を読みに行くとき、その判断の種となるのは果たしてなんだろうか? キーワードランキングなどが重宝がられ、こればかりが重要視されがちだが、そうではないのだ。 読者が新規開拓を行う際キーワード検索をかけても、通常の場合であればかなりの件数がHITする。というより、かなりの件数がヒットするようにキーワードを設定するはずである。 その検索に引っかからなくては元も子もないのは当然ではあるが、数十件、もしくは百件以上ヒットした中から選択されることこそが、より重要な課題なのではないだろうか。 その場合の選別に用いられる最大のデータ、それこそが紹介文である。
紹介文―― これは、己の魂を込めて書き上げた小説を凝縮したエキス。百文字前後という限りなく狭い範囲の中で、小説の内容と共に作者の物書きとしての腕前をも試される、過酷な試験場なのである。
……っていつものことですが脱線してきた上に今回は、自分のキャラでこのノリを続ける事に自信が持てなくなってきてしまったので、ここいらで軌道修正します。
まあ、大切だと思うんですわ。 んでもって、(結局同じこというけど)読者はこの短い紹介文で物語の雰囲気と同時に書き手の腕も見ると思うんですよ。 少なくとも私は見るね。明らかに日本語になってないような紹介文しか書けない奴の小説、誰が読むよ。 ま、それでも9割がたは自分の読みたい物語にヒットしてるかしてないかが分かるというのが、判断の材料になるけどね。
さて…… そんなこんなで、私もこちらのサイトさんに投稿してみたわけです。 どっかのサーチエンジン(多分楽園だったと思う)から引っ張ってきた、実際に使っている文章です(更新情報部分は除く)。
で、肝心の結果。
5段階(5つ星)評価中……
★2つ!!(=もうちょっと…)
はうぁ!! 駄目ですか私の紹介文!! ちなみに私が投稿した文はこれ↓
大陸全土を混乱の渦中に落としたアウザール帝国を打倒すべく、亡国レムルスの王子率いる大陸解放軍が立ち上がった。 剣と魔法の大陸ミナーヴァの戦乱の歴史に幕を引く聖戦が今始まる――。 シリアスで重厚なストーリーを軽いノリで描く、ライトノベル風味の長編戦記ファンタジー。
講評を要約すると…… つまり「弱い」という事になるらしい。 読む価値があるのか判断するに十分な情報がないということである。 っていうか、
激しく同意。
私もこんな小説オンライン界に五万とあるわゴルァというご意見に1票入れていいですか。 (注:そこまでは言われてません。誤解なきよう)
オンライン界どころか一般世界にも、どういうわけか戦記ものといえばVS帝国というような風潮が蔓延しておりまして、単純にそんなありがちな内容をありがちにさらっと書いただけのこの文章では、読者的には特に心引かれる部分はないというのは間違いないでしょう。
さらにこれは書いている当人しか分からないような細かいこだわりでしかないのかもしれないんですが…… 語呂悪い。これ。 何か、2番目の文と3番目の文の繋がりがはっきりいって下品。 読みごこち(?)が悪すぎる。最後の文を単純に抜かしただけでは駄文度に拍車がかかるだけだが、この前か後ろに一文、リズムを整える文章が欲しいところだ(だったら入れて投稿しとけよ)。
以上のように、この★2つという評価はかなり妥当であると私も思うので、謹んでお受けするべきであると思いました。
……が、それはこのまま★2なんていうノイッシュ(@聖戦の系譜)の鋼の剣の殺害数みたいな状況のままでいていいものでは絶対にないわけで。 評者のYaxi様の一意見に過ぎないという事を念頭に置くとしても、これは十分に再考の余地があると言えるでしょう。 ということでちょっと考えてみます。
…………、
…………、
…………。
……何を直したらいいのかねぇ……
いや、分かるんだよ? だってこの文章足りない上に、絶対騙しじゃん。 雰囲気違いますもん、作品と。
ああ、講評にもそう書いてあったな。 「ハジけてみてください」って。
……それは、うちの本編って、はじけてるってことなんでしょーか(十分はじけてます)。
実はCrusade、目を通して頂いた事があるそうで、不覚を取りました(謎)。
少しでも読んで下さったことがある方には、この紹介文で使用しているトリックは通用しないんですよ。
この紹介文だけ読むと……
レムルスの王子が主人公に見えるはずなんですが。
いや、そう見えたからって何かいいことがある訳じゃないんですけどね。 王子フェチが日本中に1億人くらいいるなら別として。 むしろ本来の主人公に関する描写が一文も入っていないこの紹介文って紹介文としてどうですかって感じですが。 もっとも、初見の人には分かんないんでそれは別にいいんですけどね(よくねーよ)。
ともあれ……
もっとポップでキュートでフレキシブルでシュワッと弾けたみずみずしい紹介文を書けるよう、以後も努力したいと思います。
フレキシブルとみずみずしい、被ってますよえあさん(どうでもいいつっこみ)。
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