2001年12月30日(日) |
コミケで本買いました |
コミケでですね、 何と私、本買ったんです。
当たり前とか言わないで。
多分私(の同人生活)をよく知る友人はこれ、驚くべきニュースと受け取ってくれるであろうと思うくらい凄い事なんです。
いつも私ですね、こんな感じでコミケ参加してるんです。
5:00(一般。サークル参加時6:00) 起床。 5:15 出発。 6:01 待ち合わせの友人と合流。 7:00(頃?) 会場で待ちぼうけ。 10:30頃 入場。 11:00頃 友人にくっついて買い物中。私は買わない。くっついてるだけ。 12:00〜閉会 椅子見つけてお昼寝タイム。
参加してるって言わない。これ。
サークル参加のときは友人と合流までが一時間遅れて入場が一時間半ほど早まり、お昼寝タイム突入が劇的に早まるだけの違いです。
さらに参加してるって言わない。それ。
あのですね、サークルのときはですね、全精力を開始以前に使ってしまうものでして、当日なんか当たり前のように寝ておりませんのでこれはどうしようもないんです。売り子さんは親切な友人(当日いきなり友人にされてしまうネット世界のお知り合いの方も含む)がやって下さいますし、そもそも客なんざ滅多にこねぇし。
まあ、体力がある場合は荷物を持たなくてもいいという特権を乱用して旅に出る(そして帰ってこない)事もなくはないですが……
それでも。 本なんて滅多に買ったことないんです私。 買ってもコピーもしくはA5判単色刷りの200円くらいの本とか。 そういうものしか入手した事がなかったくらいです。 大手さんなんて無縁です。てか興味ナッシング。
何でそう言う同人的にどうかという同人ライフを送っているのかと申しますと……
まあ、ただ単に高いからって言う理由以上はないんですけど。
だって。高いっすよ。マジ。 こないだ銀座の物価の高さがーとか何とかいってましたけど、それに匹敵します。食い物からして逝ってます。500mlのペット200円だしさー。何か食事も色々高いしさ。昼飯はいつも食わんので憶えてないですが。 それに何よりマクドにびびりましたね。 会場のすぐ近くのマクドなんですが、マクドのくせに年末年始10%割り増しなどというたわけた事をやってるんです。まだ、この日は祝日扱いとかいうのは分かります。それもなく、利益率が少ないのかハンバーガーとかチーズバーガーとかを停止してまでバリューセット10%増しを売り捌くとはどういう事ですか。 年末年始に大挙してあの店を使うのはおそらく私らオタクくらいです。これはオタク排斥運動の一環と推測するのですがどうなのでしょう。 それとも会場内がぼったくっんだから俺もやっちゃえ?
まぁ、それはいいんですが(嫌なら目の前のサブウェイで買う)。 問題なのは同人誌の値段です。しかしこれは文句を言ってはいますが高くて当たり前なのです。何せ私だって作ってますからね。B5・100P未満・本文全文黒一色刷りで一冊1000円近くするという、一般的な価値観を持つ人から見たら信じられないような本でも、これが適正価格(大抵のサークルでは)だというのは、100も承知です。 私が買う表紙単色A5本でなら、P数×10で切りのいい数字に合わせる、くらい(つまり20Pで200円くらい・ちなみに同人誌は表紙、表紙裏も1Pと数えます・すなわち本文はこの場合16Pです)が適正であると思われる世界です。表紙フルカラーとなれば更に割り増しになるのは明白です。
私が今回購入を決意したのは、B5・44P・500円の本でした。 普段なら絶対買わない金額です。 だってそうでしょ? 250Pの文庫が同じ値段で買えるのよ? その何倍なのよ? (重ね重ね申し上げますが適正価格である事は重々承知しています) そんな高級なお遊びに使う金なんざねぇな!! ……今回もそう思うはずでした。
ですが。
しかし。
負けました。ええ、負けたんです。
めっちゃめちゃかわええのです。 あんまりにも可愛いその絵はジャンルの違いすら飛び越えました。
というか、飛び越えすぎてます。実はそこきっぱりと、 俺的NGジャンルなんです。それも複合型。
男性向け。
しかもメイドさん。
極めつけに
レズ。
心底―― 実力者は違うなと思いました。 私がプラトニックとは言えレズ読めるなんて。
マジ上手。 いや、このレベルの画力(≒プロでも十分にやっていける画力と思うとよろしかろう)の方は同人界にはそれこそ腐るほどいます。
この場合はたまたま私のツボにホールインワンしちゃったってだけで、実力とはちょっと違うのかもしれません(確かに実力はありまくりですが)。
それでも。
人間をここまで引き付けることの出来る力に私は惜しみない拍手を贈りたい。
私もそういう作品を生み出す事が出来るようになれたらと、切に願う。 そのためには苦しい修行をつまなければならない事は言うまでもないが。
それでも、頑張ろうと思う。 苦しくても、気力だけは充填される。
コミケって、そんな所が凄いと思う。
あ、そうそう。
メイドさん、その禁断の世界に私がもし入り込んでも引かないでね。
はまったかも。
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