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日曜日に聴覚障害者でCSキャスターをされている人の講演を聞いた。
講演はすべて手話で行い、手話通訳の方が音声で通訳してくれる。通常の手話通訳の反対である。
両親共聾者で手話で育ってきたということで、いわゆる日本手話というものだと思うのだが、非常に表情豊かで、手話でありながら、面白い話のときは落語を見ているかのような感じでいきいきと表現されるのが印象的だった。私でも通訳がなくても半分くらいは理解できる。聞いているみんなも同様で通訳よりもはやく反応していた。
こういう方の話を聞くと、私の子どもの場合どうしたものだかなあと、はたと悩んでしまう。長男の場合はべらべらと喋るのだが、一般の人には聞きとりにくい発音だ。だから通常の音声コミュニケーションは困難。練習するという手もあるが、本人の負担が大きいし、発音がきれいになったとしても、相手が何を言ってるのかは結局理解出来ないのでコミュニケーションにはならない。
やはり手話を多く使うことになるのだと思うのだが、われわれ親が日本手話ができないため、なかなか身につかない。日本人の両親から英語を学ぶようなものだ。
だからろう学校でもう少し手話でのコミュニケーションがすすめばいいと思うのだが、ろう学校の先生たちもこれまた手話ができない。意外なことにろう学校では手話を正式に教えてはいないのだ。
この講演会のキャスターの方のようなかたに「手話」の授業を週に3回くらい習うのがいいと思うのだがどうだろうか?外国語の授業のような感じで、ろう学校の正式科目として聾者の母語をちゃんと学ぶ機会が必要なんじゃなかいかと痛感したのでした。。。
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