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2003年09月13日(土) 傷んでいく日本

京阪の北浜から淀屋橋に続く地下通路には柱ごとにホームレスの人たちが寝ている。少し歩くと壁際にも等間隔に居場所を確保している。

16年前就職活動でこのあたりをよく歩いたが、そのころにはほとんどホームレスの人たちはいなかった。ホームレスという言葉もなかった。

あいりん地区や天王寺公園近辺にはいたけれど、今は大阪市内の公園と言う公園にブルーシートの仮設小屋がある。

これがほんとうに先進国だろうか。

北浜のホームレスの人たちのうち起きている人はみんな新聞を読んでいるか、ラジオでなにかを聞いていた。電車の中で漫画雑誌を読んでいるサラリーマンや地べたに座って携帯メールを打っている若者達より真剣に何かを考えているようだった。

小泉首相は以前「ホームレスでも新聞が読める」というような発言をしていたが、「新聞を読めるような人がホームレスをしなければならない日本」っていうのはどうかしているのではないか?

痛みに耐えろという首相は300万円だか400万円だかもらっておいてボーナスが少ないという。国民に傷みに耐えろといっているのなら首相は給料などいらないだろう。

日本は最低限の基本的人権が保障されない。年金制度が崩壊しつつあるが、改革改革と言うのなら、まず最低限人間として死ぬまで生きていける保障制度を充実させるべきだ。将来に不安があるから、消費は増えないし、人間関係がギスギスするのだ。大人がそんなふうだから、子供も変になってくるのではないだろうか?

企業の成果主義も曲り角に来ている。世のお父さん達は競争に負けないように家庭を壊し、夫婦関係を壊し、近所付き合いを壊し、体を壊し、年長者を敬う伝統を壊し、生きていく支えを失っている。そうやって、日本はどんどん傷んでいっているようだ。


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