ぽちの日記
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2003年11月08日(土) ハードな一日

とりあえず入院後、変人いなくなってから、硬膜外麻酔の用意などをして部屋に戻る。
用意って具体的には、背中に注射針みたいなのを刺しておくとか、腕には天敵用意みたいな感じ。
スーパー臆病者なので、背中に針入れる段階で、冷や汗もの。

部屋に帰って、とりあえず実母にメール。
「もう入院しました。」

・・・緊張のあまり全然眠れずそのまま、朝。
麻酔使うから朝ごはんは超軽食程度。その後は水飲むのも不可。
そして浣腸される。
剃毛はない模様。

朝9時過ぎに陣痛促進剤を腕から投入。
その後痛みが強くなるごとに麻酔を背中に入れていく。
その後実母が来て、しょっぱな「無痛分娩だと頭の悪い子が生まれるらしいよ(笑顔)」とかジャブをかましてくれる。
あんまり痛くないから適当流していられるが、錯乱していたら多分部屋追い出しものである。

11時くらいに変人も来て、でもそんなに痛くないから2人とも手持ち無沙汰。なんだか一番自分が気を使っていそうな感じである。
まだまだ余裕かましていた。
陣痛とはいっても、ビック生理痛くらいのものしか感じていなかったのであるから。

13時過ぎに、人工破膜させ、破水させる。
相当びびる。聞いてないよーという思いが頭の中でぐるぐる。
動物のお医者さんの「牛」になった気分がした。
ジョボジョボと生ぬるい水っぽいのが延々出て来て、我ながら怖かった。
これまた痛くはないけど、どうなってるんだ自分という感じである。
破水終わるとかなり腹の容積は減っていた。
まだまだ促進剤をドンドコ入れるが、なぜか子宮口5センチ開いた状態から進まず、どんどん衰弱モードへ。
何度も何センチ子宮口が開いたかチェックされるべく手をつっこまれるのが、まさに動物のお医者さん状態。
その頃義母も登場。
3人で、モニターの胎児心拍数をチェックしてる状態。
自分は衰弱しすぎて痛みが一定のところに来るまでは気絶したように寝ていた。

そしてそんなのを10時間ほど経過。
つらかった。

んで、22時過ぎくらいに分娩室に行く。
頭がでかくてなかなか出てこないし、痛いしで大騒ぎする。
でも陣痛が来ないときは半気絶状態で寝ていたのか意識が途切れる。
いや麻酔のせい?
最後は変人にも立ち会ってもらい、男児出産。
なんとか、8日のうちに。

ハードな一日であった。
本当に痛みに弱い自分であり、且つこんなに大騒ぎできるんだから無痛でよかったと思う。

現実にとっても弱いので、もう出産はこりごりと部屋に死にそうになりながら戻った。


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