さて、私が3番目の会社を辞めて早3ヶ月です。
今のところ、プー生活に全然飽きていません。
机の前に最低8時間座っていた過去が想像つかないくらいです。
その3番目の会社は俗に言うところのベンチャーでした。
ベンチャーっていうのは、ちょっとした機転がきき、野心ある人間にとっては、楽しい時にはとっても楽しい場所です。
頭の古いじじぃもいません。
アホみたいに稟議書回さなくてもOKです。
分かり切っていることを今更偉そうに言うお局も居ません。
こういうのは2番目の某財閥系の会社で辟易していました。
しかも野心を充分に満たしくれます。
こんな若造でも社長とのmtgに参加したり、決算説明会の資料とかにもダイレクトに関われます。死にそうになりながらも作ります。
自らプロジェクト勝手に立ち上げることも可です。何故か1000万位の金がおりてきます。
普通の会社(notベンチャー)なら役職者でないと任されないことをやってみることが出来ます。売り込みとチャンスだけで。
ならいつ苦しむかというと、ディフェンスの時です。
社内外から攻撃されたとき、防御態勢ってものが無いです。
そもそも組織単位で活動していないですから。
頑張って生け贄(個人)探して押しつける行動に出ます。
そこらへんは全くモラルないです。
実力主義と表裏一体の関係なのかもしれません。
社内が権力闘争に明け暮れているときも同様です。
平から役員まで何故か巻き込まれます。
(除く、極端に鈍い人とあまりにも役に立たない癒し系社員)
しかも、この苦境は一旦始まると長いです。自己回復力がないこともあり。
大昔、外資系の人間と合コンしたとき、「なんでこんなに勉強したがるかな〜???」と思ったりしたものですが、その病にもかかります。
忙しいのが美しいと一瞬勘違いしたりします。
成長しない人間とか環境が信じられなくなってきます。
「人間として駄目になってしまう。」という強迫観念に囚われます。
こういう系統の病に罹った人間はそれ以外の人間とはあまり話があいません。
よって、自分の元へも前の会社のコからよく電話があります。
今日の話は、
年収630万の学校法人の求人を断って、年収450万の変なカタカナの社名の会社に応募する理由がこの「学校法人へ転職すると、人間として成長しないから」というものでした。
その上「今の会社より知名度の低い会社へ行くと、今の会社のレベルに付いていけなくなって転職したと思われるから一部上場限定」というものでした。
・・・
かつて確実に自分もその病気に感染していました。
本当です。
昔同じ事彼女に言っていました。
今度マンション買っちゃったことで、変人から「働こうね〜☆」攻撃を受けています。
変人の予定によると、月に10万位の労働らしいのですが。
私はいざ就職活動を初めて上記のような病が発症するのが怖いです。
今は潜伏しているだけなのかもしれないのです。
山本文緒著「恋愛中毒」の「どうか、どうか私」の心境です。