TRPG回顧録
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2001年12月28日(金) 明日は冬の祭典

明日12月29日は冬コミです。

特に明日は電源不要ゲームのサークルさんが参加されます。

この日は一部の人間にとっては、企業の論理の働かない良質な
TRPGのサプリメントが発行される日でもあります。


在野の人間が作ったオリジナル(アレンジとも言う)のシステムが発売されたり、既存のシステムのシナリオ集が発売されたり、
著作権に触れる本が発売されたり、します。


テロは基本的にこれだと思った本は片っ端から買い漁ります。

最近の当たりだったと思うオリジナル(アレンジ)ゲームは
ロマンシング・サガRPGベータ版
MAGIUSエリーのアトリエでした。


ロマ・サガRPGはベータ版ではTRPG版を製作したデザイナーさんの解釈でTVゲーム版のダメージや成長を再現するため、敢えて(ほんの少し)煩雑な算出方式を採用しほぼ完全なTVゲーム上の数値を再現していたなど、意欲的な試みがなされいたことがテロに共感をあたえました。

しかし、完全版では、急遽そのサークルの若いメンバーがルールを理解できないということがわかり、制作上無難にまとめあげられ、ベータ版とは内容の異なる仕上がりになってしまいました。


エリーのアトリエに関しては一度夏コミに落ち、冬に発売になってしまいましたが、PCをエリー型、万能型、優等生型などの傾向にわけ、マルチゲーム的にお互いの研究や探索を邪魔できるという、比較的自由度の高い出来上がりになっていました。




それではテロが明日目星をつけた本をご紹介します。

テロは基本的には、

D&D、シャドウラン、クトゥルフの呼び声

を主軸に本を買い漁るのですが、明日最もテロの興味を引いた本があります。



それはクトゥルフの呼び声のシナリオ本で、



その名も




ハスタープリンセス




なんとも痛そうな名前です。



千影もとのゲームを彷彿させるような黒くて痛いシナリオなのでしょうか?


それとも、痛くて痛いだけのシナリオなのでしょうか?


ここで、このシナリオのタイトルにもなっている

ハスタ―

について紹介していきましょう。



ハスター:HUSTUR(正しい発音をすると目の前に現れます。)

クトゥルフ神話に出てくる

旧支配者

(大昔地球を支配していた事からこう呼ばれる)

「名状しがたきもの」

「名づけざられしもの」

「名前無きもの」

と称され、具体的にどんな姿をしているか記述された文章は存在しません。

一説によれば多くの触手があり巨大なタコに似た外見を持つそうです。

オーガスト・ダーレスによって神という性格付けがなされ、
風の神とも呼ばれています。


このハスターという怪物神は他のクトゥフ神話を扱ったゲームでも見られ、


D&Dというゲームではプレイ中、かれら旧支配者の名前を呼ぶと、
普通の神なら5%ハスターのみ25%の確立でこれを聞いており、軽率にも旧支配者の名前を呼んでしまった冒涜者を殺しにやって来るそうです。

(AD&D、Deites&Demigodsというサプリメントの初版を参照)



また、今は亡きメガCDというゲーム機で
アーネスト・エヴァンスというゲームがありました。

そのゲームは主人公がムチを巧みに使い分け、敵を倒し、死のトラップをくぐり抜けるというアクションゲームでした。

そのゲームのラスボスハスターだったのですが、このハスター

安全地帯が存在し、


画面の右端で、しゃがんで後ろ向きに座った状態振るったムチに自動的に当たり


勝手に死んでくれる




なんとも情けない風の神様でした。





テロは旧支配者中
一番大人気(おとなげ)が無く安全地帯で瞬殺され、
シスプリの名前パロディにまでされる、
風の神様、

ハスターを応援します。>ちゆ12歳的に





テロ牧師

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