GARTERGUNS’雑記帳

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アレクとガルデンのほうが似合う気もする
2004年04月15日(木)

ラフとかだとまだマシな具合に描けたと見えるのに、それにペン入れをした途端駄目駄目になる事が多い私です。(漫画原稿とか特に)
恥の多い人生を送ってきました。
いや、人間失格じゃなくてですね。問題は「何故ラフだと良い具合に見えて、それにペン入れすると駄目駄目になるか」という事で。

それは、その……巧く言えないのですが、
私の拙い絵(未ペン入れ)を見て頂ければお判りの通り、いっぱいごちゃごちゃ線が引いてありますよね。
人間の目は、その「いっぱいごちゃごちゃ引いてある線」の中から、自動的に「一番具合が良い線」を選んで見る様になっているらしく。

で、「それにペン入れをすると駄目になる」というのは、つまり「いっぱいごちゃごちゃ引いてある線」の中から、ペンで清書するべき「一番具合が良い線」を選べていないという事なのだそうです。

無意識に選んだ線と、意識して選んだ線の間にずれがあるという事です。

成程と思いました。目から何か色んなものが落ちましたよ!

その「ずれ」を防ぐには、例えば下書きの段階ですっきりと出来るだけ線の少ないものを作るとか、ペンを入れる時によく吟味して線を選ぶとか、色々やりようがあるみたいです。
何を今更な話なのかもしれませんが、凄く勉強になりました。
またひとつ「かしこさ」が上がった感じだ。

でもその話を聞いて感動した直後

「落書きとかだと上手な絵を描くのにそれを清書するとなるとてんで駄目な青年アデューと、『一番綺麗な線』を見抜く力を持つ代わりに様々なものを失った寡黙な画家ガルデンのラブストーリー(濡れ場は当然アトリエ)」

とか妄想している自分に気付き、きっと私の「かしこさ」は純粋なかしこさ数値にマイナスが掛けられた値なんだろうと。


恥の多い人生を送ってきました。



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