GARTERGUNS’雑記帳

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35、6話雑感
2004年01月29日(木)

必要に迫られ、35、6話をざっと見返してみました。
今更思い出したのですが、36話と44話の作画監督って同じ方なんですよね。(前田明寿さん)
何か獣めいた36話のガルデンとしょっぱなからキュートな44話のガルデン、目付きまで変わってしまって、これが本当に同一人物なのかと思いました。(他のキャラの作画は安定してるのに)
この方の描くカッツェが実は大好きだったりします。
アデューの犬歯が目立って見えるのも良いですね。ケモノっぽくて。「TVアニメアデュー」を思い浮かべる時は、何故かいつもこのアデューを思い出してしまいます。
イズミの顎鬚は濃すぎですが。

35話はノリが良くて大好きな話の一つです。初期の頃(10話辺りとか)っぽくて。パッフィーが馬車で爆走するのも良いですね。アクティブな姫様、素敵です。そしてマイペースなカッツェ。
彼女のポロリシーンとガルデンのオールヌードシーンも忘れてはならないかと。鼻血駄々漏れですわ。あとシュテルの触手プレイ。改めて見返したらやはり大変キモくて良かったです。
……話が逸れるのですが、この、触手で闇風を取り込むシーン。
シュテルは精霊石で己の傷を癒した後、こう、グッと独りでに手を握り、目をギラーンと赤く輝かせるのですが。
何でこんなに張り切ってんだと思ったら、その真正面には今しも「闇の者達の力」(イドロ談)とか言う、シュテル召喚時に出る怨霊みたいなのを注入されたガルデン様の裸体がある訳で。
それに気付けば、次回36話で見せるシュテルの異様なハッスルっぷりにも納得がいく訳で。

閑話休題。

36話は何かこう、全体の話としては重要と言うか重い話なんですが、場面の一つ一つが何だか妙で。
まず最初。
精霊石のを発動させる為と言いながらで戦っている月心&疾風丸。
しょっぱなから飛ばしています。
その後の食事シーンでは、ずっこける(机に顔面ダイブ)ヒッテルという珍しいものが見られます。
その後おちゃらけ和やかな雰囲気の中で、独りものごっつい影を背負い込んで(この場合抱き込んでと言う方が適切か)サルトビが恨み言を呟きます。この辺りからでしょうか、サルトビが精霊石を奪われた事に対するプレッシャーと言うか焦りを訴え始めるのは。
んで地震。剣の赤色化現象が起き、外に出る皆。食事代はちゃんと払ったのか。
剣の異常について話し合い、ガルデンの名前が出た所で、突然本人登場。
タイミングを計っていたとしか思えない割り込みっぷりで出てくるのもお茶目な我らのガルデン様、何故か横から物凄い風に吹かれています。
他のキャラの髪やあれだけ風になびきやすいサルトビのメット飾り(召喚シーン参照)がそよともしていないのに何なんでしょうか。
因みにこの時のガルデン、普段とは違ったマントの着け方をしていたのですが、イドロの言葉にバサア!!と翻して見得を切った時にはもういつもの状態に戻っています。
鎧だけでなくマントまで奇妙な謎の騎士ガルデン。
その後リューを召喚しての戦いになるのですが、今回は(或いは今回も)シュテルの動きがアクロバティックで良いですね。
特に爆烈丸の攻撃を避け、宙返りをしてそのまま邪竜形態に変身する所。闇風の力が余程気に入ったか、それとも前回のガルデンのオールヌードに興奮気味なのか、シュテル、えらくハッスルしています。と言うか身軽さが売りの忍者が敵に惑乱されてどうするんだ爆烈丸。もっと頑張れ。超頑張れ。
そしてアデューの判断で戦いの場所を移す三人。その後を追うほかのメンバー。恐らく行きたく無かっただろうに兄に抱えられて無理やり拉致られるカッツェ。このシーンが実は大好きです。

舞台は採石場の様なだだっ広い岩場に。
我侭ガルデンはイドロの忠告も聞かず暴れますが、其処に上空より邪竜族のメテオシェル×2が。
アデューとサルトビが退避しているのに独り気付かなかったガルデン、「わー」言いながらメテオシェル着地の衝撃に吹っ飛ばされています。
この男、きっと通信簿に「もう少しまわりを落ち着いて見てみましょう」とか書かれていたタイプに違いありません。
その後なんだかんだで竜型邪竜族×2登場。内一体がマキガイ島に現れたものと似ている気がしますが。
到着した仲間たちの戦隊物真っ青の名乗りと、マジドーラの杖すり替え事件(名乗りを上げた時はルーンの杖を持っていたのに、次の魔法使用シーンでは精霊石の杖になっていた)に驚きつつも、邪竜族はその圧倒的な力でリューをねじ伏せます。
そうやってリューと邪竜族が何か言い合ってるのに無視されて寂しかったのかいきなり割り込むガルデン。きっと通信簿に「もう少し(略)。
直後イドロと邪竜族が知り合いだと知り、「何?!」と驚く顔が可愛いです。ちょっとほのぼのします。
その後「思い上がるな!」と攻撃されているシーンで、何かキラキラした黒い霧みたいなのを吹き付けられるガルデン。
そのキラキラが丁度ガルデンの歯の辺りにかかっていて、まるで嘗て一世を風靡したCM「芸能人は歯が命」の東なにがしの様な爽やかさんになってしまっています。恐るべしイドロ。
で、まあイドロによる「お前は邪竜族とガルデン一族の間に生まれた子じゃけえ」という暴露。
この時それに驚く三人が。
「な、何だって?!」(アデュー)
「ガルデンが?!」(サルトビ)
「邪竜族?!!」(グラチェス)
何故グラチェス?
普通此処はイズミかパッフィーの役では。いえ、良いですが。

この後余りのショックに錯乱したのか、ガルデンが邪竜族の背中に剣を刺すのですが。
このシーン何処かで見た事あると思ったらあれですね、先述のマキガイ島の話(24話)。あの時も邪竜族に後ろから剣を刺していました。それも恐らくぶん投げて。ガルデン、それは剣の使い方じゃないぞ。
更に間髪入れず邪竜族に走っていき、ブッ刺した剣をジャンプしつつ取り返すガルデン。シュテルのアクロバティックな動きが此処でも楽しめます。
その後リューパラディンによって邪竜族が撃退され、焦ったイドロは撤退しようとするのですが。
ガルデンの怒りがそうさせたのか闇風の力がそうさせたのか主人のオールヌー(略)、シュテルはリューではおよそ不可能な高さをジャンプして移動要塞に切り掛かります。
そしてその一撃で本当に撃墜される要塞。何たる華奢な作りか。
しかしイドロに止めは刺せず、彼女は遠心分離でバラバラになっちまうんじゃないのかという程回転している脱出ポッドに乗り、高笑いを残して去っていってしまいました。

……今書いていて気付いたのですが、シュテルってクラスチェンジしていないのにも関わらず異常なジャンプ力と滞空能力がありますよね。
36話のこのシーン然り、38話のVSドアンのドゥーム(何気に空中戦をしていませんでしたか)のシーン然り、44話のアドリアのドゥームに切りかかるシーン然り、45話のやはりアドリアのドゥームに掴みかかるシーン然り。何故でしょう。
それとは余り関係無いのですが、その45話の「離せ!離さないか!!」のシーンは、シュテルの尻尾がぶらぶらしてたり(キュート)、あの角がついに掴まれたり、そもそもドゥームにしがみ付いているのが「あんたー捨てんといて!!およよよ」と男に縋り付く女にしか見えなかったり「何と言うかアレなシュテル」大好きな当方としては堪らないものがあります。
カッコ良さで言うなら24話が一番好きなのですが。最後の止め絵シュテルですし。


ついついシュテルの話になってしまいますが、この辺は精霊石探しに絡めた各リュー&乗り手個々の魅力に迫る話が多くて、見返してみると大変楽しいです。
それにしても、リアルタイムから10年経っても楽しむ事が出来るというのは、よく考えたら凄いですね。
この辺は「王道ファンタジー」の強みと独特な世界観を併せ持つ、リューナイトそのものの魅力の所為でしょうか。
キャラクターなんか今見ても可愛いですしね。
これからも見直してはネタ探し及び再学習をしていこうかと思います。



……何か大切な事に触れていない気がするのですが、とりあえず久々の感想文終了。



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