ミック・カーンががんで闘病中であることは、去年6月にミックが肺がんを告白した際にネットで知った。それから程なく、ジャパンの元メンバーやミュージシャン仲間などが、がんの治療費の寄付金を呼びかけたり、支援活動をしているのも知った。そんななか、ピーター・マーフィーとのプロジェクトであるダリズ・カーのアルバム制作の計画が明らかになり(『Tower Records Online』「ニュース」2010年8月31日)、ミックの病状が快方に向かってくれればと願っていたのだが・・・・。
ジャパンの2大傑作『Gentlemen Take Polaroids(孤独な影)』と『Tin Drum(錻力の太鼓)』(両アルバムとも数百回聴いた)は、ミック・カーンの存在なくして成り立たなかったはずだし、両作におけるミック・カーンの唯一無二のフレットレス・ベースは、後世のベース奏者に影響を与え続けていくだろう。 合掌。