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■ BOSEのノイズ・キャンセリング・ヘッドホン QuietComfort3 雑感
■不自然に強調された低音にがっくり。この音質ではQuietComfort2の方がバランスが取れているし、BOSEの開発担当者たちは一体どんな耳をしているのかと不満に思っていた。 けれども、BOSEのノイズ・キャンセリング・ヘッドホンQuietComfort3を通勤時に使い始めてから3週間が経った頃、耳たぶが完全に隠れるようにイヤーパッドを耳に当てるなどのQuietComfort3を装着するコツがある程度つかめてからは、その不満はかなり解消されたと言ってよい(コツはどこかのブログで知る)。 もっとも、イヤーパッドの装着位置は、ベスト・ポジションから少しずれていても音質に影響すると思われ、今でも試行錯誤の最中ではある。
■3年弱使ったQuietComfort2に比べ、遮音性は明らかに向上している。QuietComfort2でのいつもの音量のレベルだと音が大きく感じられるので、QuietComfort3では、QuietComfort2よりもヴォリュームを15パーセントくらい下げて音楽を聴いている。しかも、そういう小さめな音量であっても、音の細部まで聴き取りやすい。このため、今までQuietComfort2では聴くのを控えていたインプロ系の音楽もたまに聴くようになった。
■QuietComfort2の大きな不満は、携帯電話による通話&メールの送受信が近くで行われた時に生じる不快なノイズであった。電車内では携帯電話によるメールの送受信をする人が大抵近くにいるものだが、通勤時にQuietComfort3を使い始めて1ヶ月が過ぎたというのに、1度もそのような不快なノイズがしていない。電車内で音楽を聴いている最中、耳障りなノイズが突然耳の中にねじ込まれる度に閉口していた者としては、特筆すべき嬉しい点である。
■QuietComfort2は、ヘッドホンを装着して1分もしないうちに、耳の皮膚にわずかながらアレルギー反応による刺激が走った。これはQuietComfort2を購入した当初からであるが、QuietComfort3のイヤーパッドでは、今のところそのようなアレルギー反応は起きていない。
■QuietComfort2は約38時間、QuietComfort3は約20時間。バッテリーの使用時間が18時間も減ってしまったのは痛い。ちなみに、QuietComfort3のバッテリーは完全放電させる必要はなく、継ぎ足し充電ができるタイプ。インジケーターが点滅を始めても約4時間使用できる。
■QuietComfort3はイヤーパッドの構造上、装着位置がずれやすい。電車内で座席に腰掛け、下を向いている時など特にそうだ。無意識のうちに両手をイヤーパッドにやり、装着位置の微調整を何度も行っている。
■QuietComfort2のイヤーパッドの表面が綻び、イヤーパッドを買い換えるつもりでいた時にQuietComfort3の発売を知った。QuietComfort3は、潔癖症のためBOSEの直営店などでの試聴をせずに思い切って購入。通勤時に電車内などの騒々しい環境で使うヘッドホンとしては、ほぼ満足している。
■小さくても騒音はしっかりキャンセル 利用者層を広げる!? 小型バージョン ボーズ「QuietComfort 3」(『AV Watch』「週刊デバイス・バイキング」第161回 2006年9月1日) ■Bose QuietComfort 3(『The Apple Store(Japan)』) ■不要な音は聴かない、という贅沢。(『BOSE』QuietComfort)
2006年12月23日(土)
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