doo-bop days
ブーツィラの音楽雑記
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そばアレルギー
私は小学校4年生の頃からそばアレルギーである。そばは好きではあるが、食べられない。そばの成分が僅かながら含まれているとは知らずに食べたうどんや和風ラーメン、まんじゅう、手作りケーキなどによって
アナフィラキシー
を何度も起こしている。そばアレルギーは心因性のものではない。微量のそばの成分が人の命を奪うこともある危険な食物アレルギーなのだ(参考:「学校給食そばアレルギー死亡事故」の関係記事
「学校給食の重さ〜ひとつの死をめぐって」
, 『学校給食ニュース』4号 1998年7月)。
そばアレルギーなので、そばは食べられないと話すと、大抵の人は「はあ?」と苦笑いする。そばアレルギーについて説明したり、そばアレルギーによるアナフィラキシー体験を話しても、「命にかかわる問題なんておおげさ。そんなのは心理的なもの」と顔に書いてある。素直にわかってくれた、最初から信じてもらえたと実感したことがない。だから、めったなことではそばアレルギーだと言わない。いやな思いはしたくないからだ。
けれども、「命にかかわる問題」なら、多くの方にそばアレルギーについて少しでも知ってもらった方が良いと思われる。『doo-bop days』には音楽関係しか書くつもりがなかったが、番外編としてそばアレルギーを取り上げたのはそんな次第から。
下記の2つは、そばアレルギーに関心を持たれた方へのお薦めサイト。
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そばアレルギー
(
『ROD & SCREW』
)
ポイントを押さえていてわかりやすい。情報量も多く、参考になる。
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アレルギー人の日々の冒険
(
『湘南 から元気倶楽部』
の
「から元気の素」
)
ここに書いてある体験、用心のために取る行動などは、私とほとんど同じ。共感すら覚える(文章も面白い。他のページも読みたくなる)。
駅構内の立ち食いそば屋。そば屋の前は息を止めて通り過ぎる。
最後に、参考として、10数年前にそばアレルギーについて私が調べた時の“記憶”から3つ挙げておこう(書き込むにあたり、裏付けは取っていない)。
1. そばアレルギーは3千数百人に1人の割合でいる(1990年代に発売された総合雑誌のそばアレルギー関係の記事において、この割合の根拠となる出典を明示して書いてあったと記憶する。信用性が高い&これは使えると思われ、そばアレルギーの説明に際していつも持ち出している)。
【追記&参考】
横浜市の小学生9万人を対象としたそばアレルギー罹患率調査 : 養護教諭へのアンケートから
(CiNii 国立情報学研究所 論文情報ナビゲータ)
この羅患率から計算すると、そばアレルギーの小学生は約478人に1人の割合となる。
2. そばアレルギーによるアナフィラキシー発症時には、大量出血並みの急激な血圧低下が起きている(私がそばアレルギーによってアナフィラキシーとなる時は、一口食べたか食べないかという数十秒の時点で口内と食道にむず痒いようなアレルギー反応が起き、数分以内に全身にじんましんが発生。唇や瞼などあちこちがぶつぶつ腫れ、嘔吐を繰り返し、暫くうずくまったままとなる。「急激な血圧低下」も起きているのだろう。体調がある程度回復するのに、通常24時間はかかる)。
3. アナフィラキシー発症時は、病院に申し出ると急患として扱ってくれる。
2006年03月02日(木)
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