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■ 『In The Court Of The Crimson King』オリジナル・マスター・エディション
渋谷O-EastでPrefuse73のライヴを観た後、レコード店に寄り、南インド古典音楽の声楽家、M.S.スブラクシュミ(1916-2004)などのCDを買う。
ロックの売り場もざっとチェックしたところ、キング・クリムゾンの1stアルバム『In The Court Of The Crimson King』の2004年11月に発売されたEU盤CD(DGM0501)が、表ジャケットと店員による長いコメントが目立つように陳列されていた。 だが、そのコメントは、ある事実を知らないのか、客の購入欲をそそる肝心な点に触れていない。それは、1969年10月発売の英国オリジナル盤ファースト・プレスにのみ唯一使用され、以降、行方不明となってしまい、2003年にヴァージンの倉庫で発見された1stアルバムのオリジナル・マスターを、アルバム単品としては初めて使用した「ORIGINAL MASTER EDITION」のCDであることだ(SACD用マスタリング, 24Bitリマスター, HDCD, 2004年9月にリマスタリング実施)。 音質面から買い直し必至であるこの点を大きく一目でわかるように宣伝すれば、クリムゾンのさしたるファンではない客にもアピール出来、店としても売れ行きがさらに伸びて儲かるはずなのにもったいない。
なお、クリムゾンの1stアルバムのオリジナル・マスターは、昨年11月に発売された4CDボックス・セット『The 21st Century Guide To King Crimson Volume One 1969-1974』にも使用されている。 2004年11月以降、クリムゾンの1stアルバムが各国で新たに発売される時は、私の持っているEU盤CD(DGM0501)に限らず、オリジナル・マスターが使用されると思われる。
2005年03月27日(日)
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