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■ マイルスの『Agharta』&『Pangaea』録音30周年記念特別イヴェント
東京・四谷にあるジャズ喫茶『いーぐる』で行われた、マイルス・デイヴィスのライヴ盤『アガルタ』&『パンゲア』録音30周年記念特別イヴェントに行った。
ジャズ喫茶において大音量で聴く『Agharta』と『Pangaea』は、やはり自宅で聴く両作品とはまったくの別物。私の前に初めて立ち現れ、相対する『Agharta』と『Pangaea』であった。今まで『Agharta』と『Pangaea』は何回も聴いているものの、未だに両ライヴ盤のごく一部分しか聴き取れていないのだろう。マイルスの『Agharta』と『Pangaea』という音楽の得体の知れなさを思い知らされたイヴェントだった。
このイヴェントで聴けたのは、『Agharta』(2CD)と『Pangaea』(2CD)のいずれも1枚め(1stセット)のCDで、何年に発売されたどこの国のCDであるかの説明はなし。トークは、『いーぐる』の店主・後藤雅洋氏、ゲストの『マイルスを聴け!』の著書で知られる中山康樹氏、このイヴェントの発案・企画者である宝島社の編集者によるもので、『Agharta』&『Pangaea』となる両ライヴを実際に観ている中山康樹氏は、『Agharta』と『Pangaea』に関するいろいろな話をしてくれた。 その中から一つ紹介すると、『Agharta』にあたる昼の部の公演が終わり、別の場所での休憩のため、大阪フェスティヴァル・ホールの地下(駐車場?)の通路を移動するマイルスを待っていたサインを求めるファン(その中の一人が中山氏)に対し、マイルスはいやな顔一つせず、マネージャーが止めに入るまでいつまでもサインに応じ続けていたという。マイルスはそういう誠実なところがある人だと、中山氏は話していた。
2005年02月05日(土)
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