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■ アイヌ民族の尾関リカンレアシさん死去
十勝毎日新聞などによると、安東ウメ子さんのアルバム『ウポポ サンケ』にハゥエヘ(掛け声)で参加した、アイヌ民族のエカシ(長老)の尾関リカンレアシ(日本名: 尾関昇)さんが逝去された。80歳だった。 昨年7/15の安東ウメ子さんに続き、『ウポポ サンケ』で大いなる存在感を示した尾関リカンレアシさんまで逝去されたとは、残念でならない。
「十勝毎日新聞 1月14日 今日の勝毎ニュースダイジェスト ・アイヌ民族の儀礼の伝承者、尾関さんのめい福祈る。通夜しめやかに」(『WEB TOKACHI』より)
去年7月23日にフジテレビ系列の番組『NONFIX』で放映された、「だから、私は歌い継ぐ−アイヌのウポポと八重山の唄−」。番組では、安東ウメ子さんとともに尾関リカンレアシさんが特別出演された、2004年4月16日の北海道帯広市でのOKIのライヴが、ごく僅かながら放映された。ウメ子さんやOKIとステージで手拍子をしながら歌う、尾関リカンレアシさんのお元気そうな姿を番組で拝見していただけに、まさかの感は否めない。
ウメ子さんのウポポ(アイヌ語で歌)に絶妙のタイミング、間(ま)で入る尾関エカシ(長老)のハゥエヘ(掛け声)。威厳のあるあのハゥエヘをもっと聴かせてもらいたかった。尾関エカシのウポポも、ぜひ聴かせていただきたかった。 ご冥福をお祈りします。
なお、安東ウメ子さんのアルバム『ウポポ サンケ』の表ジャケットに写っている、ウメ子さんの後ろを歩くダンヒルのスーツで決めた杖をついた男性は、尾関リカンレアシさんである。安東ウメ子さんの従兄弟でもあるそうだ。
・伝統技術が危ない−アイヌ伝統儀式に使うイナウ作り伝承者不足(十勝毎日新聞) ・[1/20(木)追記] 『CHIKAR STUDIO』の1/20付「OKI'S ROOM」によると、尾関リカンレアシさんは、1/12(水)に逝去されたとのこと。
2005年01月18日(火)
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