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■ 『スピリッツ・フロム・アイヌ』 featuring 安東ウメ子(2)
アイヌ文化伝承者の故・安東ウメ子さんが歌った「イフンケ」(子守唄)を、松山千春が11/17発売の新曲「北風の子守唄」においてサンプリングしているらしい。 恐らく、著作権フリーのサンプリングCD-ROM『スピリッツ・フロム・アイヌ』(2004年3月発売)に収録されている安東ウメ子さんの「イフンケ」(子守唄)のサンプリングと思われる。
「北海道足寄町出身の歌手松山千春さんが、ことし7月に71歳で亡くなったアイヌ音楽の伝承者、安東ウメ子さんの歌声をサンプリング(音源の一つとして使うこと)したニューシングル「北風の子守唄」を、11月17日に発売する。 安東さんが過去に録音したアイヌ民族伝統の「イフンケ」(子守唄)を導入部などに使った。瞑想(めいそう)的なイフンケと、それを引き継ぐように歌い出す松山さんの透き通った歌声が印象的で、2人が「共演」しているかのよう。曲のバックには、アイヌ民族の弦楽器トンコリの音がゆったりと流れる。 安東さんはアイヌ民族のウポポ(歌)とムックリ(口琴)の名手で、「イフンケ」「ウポポサンケ」などのアルバムを残した。松山さんは現在、コンサートツアー中で、各地の会場で安東さんを紹介している。」 ・アイヌ伝統の歌と「共演」 松山千春さんの新曲(Yahoo!ニュース-社会-共同通信-11月6日)
一方、東奥日報11/8(月)付の「アイヌの心、音楽で伝える/故安東さんを次世代が継ぐ」という記事の後半では、サンプリングCD-ROM『スピリッツ・フロム・アイヌ』の制作担当者・片山明氏の話が取り上げられている。 「アイヌの伝統を売り物にした」と批判されるのではないかと思い悩んでいた片山氏は、実際、「和人(日本人)がやることではない」と、ある人からいさめられたらしい。 だが、安東ウメ子さんは『スピリッツ・フロム・アイヌ』の収録依頼をあっさりと快諾。「歌とムックリを伝えるのが、今の私の使命だから」とつぶやいたウメ子さんの言葉が忘れられないという。
収録現場にいた口琴奏者のハレ・ダイスケ氏によると、ウメ子さんは『スピリッツ・フロム・アイヌ』の収録当日も体調不良で、体力的理由からウポポ(アイヌ語で歌)とムックリ(口琴)のすべてのパフォーマンスを一発で決めなければならない厳しい状況での録音となったらしい。ウメ子さんは、半月後の1/25は佐賀でのライヴ(体調不良でキャンセル)、1/31には東京・浅草でのライヴも控えていた。
・関連記事: 『十勝メール.com[幕別めーる]』(2004/1/12付) →[追記]■『スピリッツ・フロム・アイヌ』 収録のウポポの試聴&ダウンロード購入(『DISCOVERY DOWNLOADER』「2006年3月31日(金)〜 アイヌ伝統の音源が初登場!」) →[追記]■『スピリッツ・フロム・アイヌ』 収録のムックリの試聴&ダウンロード購入(『DISCOVERY DOWNLOADER』「2006年4月8日(土)〜 アイヌの伝統弦楽器『ムックリ』がダウンローダーに初登場!」)
2004年11月15日(月)
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