2時をまわろうかという頃眠さというよりかはむしろ煮詰まった頭をかかえながら吸い込まれるように首都高にのった。流れ行くテールランプを追いかけいまだこうこうと明かりを灯す東京タワーを横目に家路に急ぐ。FMから流れるなんとかという曲がお台場の頭上ではなんとも不自然でパーソナリティーのコメントも耳から耳へと素通りして行く。あと数時間でまた朝が来る。それでもひと時の眠りを求めて車を走らした。