予防と審美 |
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小林歯科クリニック |
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
2014年12月08日(月) |
若い女性喫煙者は非喫煙者より最終的に体重が多くなる−1 |
Stice E らによると・・・
思春期の女性は体重増加を懸念して喫煙を開始することがある。 継続喫煙者の方が非喫煙者より体重が増えにくいことは複数報告されているが、 これらの研究では途中で禁煙した人は除外されている。 多くの喫煙者は長期・短期に禁煙をするし、禁煙は体重増加につながる。 途中で禁煙した人を除外したのでは、喫煙者はずっと体重が増えにくいと誤算される。 喫煙者を禁煙後も含めて継続的に追跡し非喫煙者と比較することで、喫煙者が将来的にも体重が増えにくいのかを調べることは重要と考えられる。 とくに若い女性は体重コントロール目的で喫煙することが多く、この集団における調査は意義が大きい。
398名の大学1年生女子(平均年齢18.4歳,平均BMI=23.7、白人83%)が参加した。 体型に関する不安を持ち、ヘルシー・ウエイト2研究に興味のある学生を公募した。 拒食症や過食症の学生は除外した。 参加者は無作為に2群に分けられ、ヘルシー・ウエイト2群には摂食障害・肥満防止集団プログラムが、対照群には教育用パンフレットが提供された。 1か月後、6か月後、1年後、2年後に経過のフォローアップが行われた。 喫煙頻度は、週や月単位で何回くらい吸ったかを尋ね、喫煙量は1日に吸った本数を尋ねた。 身長・体重測定、二重標識水による摂取熱量推計、安静時代謝率、間接熱量測定を行った。 データーは線形混合効果モデルで解析し、初期BMI値や両親の肥満の有無などを共変量とした。
参加時に喫煙していると回答した29名と、2年後まで喫煙することのなかった304名を解析した。 喫煙者の17%は毎週は吸わず、34%は週1回以上吸い、48%は毎日吸うと答えた。 喫煙者の55%は1日1〜2本吸い、24%は3〜8本、21%は9本以上吸うと答えた。
喫煙者の初期BMI=25.07は、非喫煙者の初期BMI=23.47より高かった(p=0.047)。 喫煙者の初期安静時代謝率=1262.4kcalは,非喫煙者の1193.8kcalより高かった(p=0.057)。 二重標識水による摂取熱量の推計は、喫煙者=2454.4kcal、非喫煙者=2576.0kcal(p=0.536) であり、差がなかった。
毎月の喫煙量とBMIの変化には軽度ながら有意な相関があり(p=0.034、 r=0.12)、予期せぬことに喫煙量が多いほど2年間にBMIは増加していた。 当初喫煙していた学生は2年の間に、平均してBMIは+1.1(SD1.6、95%CI: 0.0-0.4)、体重は+2.9kg(SD7.9: 0.0-5.8)増加していた。 一方、非喫煙者は、BMI+0.2(SD1.6: 0.0-0.4)、体重+0.9kg(SD4.3: 0.4-1.4)の増加量であった.
参加時に喫煙していた学生の2年間の体重増加を、参加後の禁煙の有無で比較すると、 禁煙者(13名)は+4.8kg(SD9.4: -0.4-9.9)、 継続喫煙者(16名)は+1.4kg(SD6.4: -1.7-4.5)、 非喫煙者は+0.9kg(SD4.3: 0.4-1.4),の増加であった。 喫煙者の総数が少ないため、統計学的な比較は行わなかった。 ヘルシー・ウエイト2群と対照群で喫煙者数に差はなく、BMIへの介入効果に喫煙がおよぼす影響を解析しても影響は見られなかった。
・・・ということで、喫煙者は長い目で見ると、非喫煙者より最終的に体重が増加する可能性があるということですね♪
明日に続きます。
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