今夜放映のNHKすくすく子育てから・・・子どもの歯を磨こうとしても、嫌がって磨かせてくれない・・・正しい歯磨きの仕方は?今回はむし歯に関する様々な疑問にお答えします。Q1: むし歯になりやすい食べ物は? 甘いものがよくないと言いますが、むし歯になりやすい食べ物ってあるんですか?A1:食べるのに時間がかかるものがむし歯になりやすい甘いものだけが問題なのではなく、食べ方や食べ物の性質なども関係します。たとえば同じアイスキャンディでも、チューブ入りのものと棒付きのものではむし歯になりやすさが違います。チューブのアイスキャンディは食べるのに時間がかかり、糖分が口の中にとどまる時間も長くなるため、それだけむし歯になるリスクが増えます。糖分が多いもの、歯にくっついて口内に残りやすいもの、食べるのに時間がかかるものがむし歯になりやすいと言えますね。【むし歯になるメカニズム】むし歯菌(ミュータンス菌など)が口の中で糖分を取り込み、歯の表面にネバネバしたプラーク(歯垢)を作る↓プラークにむし歯菌が住み着き、糖を分解して酸を作る↓酸によって歯からカルシウムが溶け出し、それが続くとむし歯になる さらに、頻繁に食べることもむし歯になる危険を高めます。何かを食べたからといってすぐにむし歯になるわけではなく、歯が溶け始めても唾液が修復してくれます。時間を決めて間隔をあけて食べれば大丈夫ですが、食べる間隔が短いと唾液による修復の時間が十分にとれず、むし歯になってしまうんです。ダラダラ食べがよくないのは、こうした理由です。Q2:歯磨きのポイントは? 双子で歯磨きも2人同時にすることもあって、あまり時間をかけられません。磨き方も自己流なので、正しい歯磨きの方法を知りたいです!A2:むし歯になりやすい奥歯と上の前歯を特にしっかりと!1)歯ブラシは鉛筆持ちで、優しく細かく振動力を入れすぎず、歯ブラシの毛先が歯に当たるように細かく振動させる。歯ブラシをもった手の爪の色が白くならない程度の強さが目安。2)奥歯は指を入れて奥歯を先に磨き、敏感な前歯はその後で。指を口の中に入れ、歯ブラシが入る隙間を作ると中がよく見えて磨きやすい。指を入れる前に手をきちんと洗うこと。3)上唇小帯や歯ぐきを指で押さえる上唇の裏にある「上唇小帯」は歯ブラシが当たると痛いので、上の前歯を磨くときは指で押さえてガードする。下の前歯を磨くときも歯ぐきを指でガードする。 ※ 1か所につき10回〜20回くらい磨くのが理想