予防審美  
小林歯科クリニック  
 
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】

2012年11月10日(土) 乳歯のむし歯予防

今夜放映のNHKすくすく子育てから・・・

子どもが歯みがきを嫌がって大変!
甘いおやつとむし歯の関係は?
今回は乳歯のむし歯予防について疑問にお答えします!


Q1:歯みがき嫌い、どうすればいい?
 1歳9か月の息子は歯みがきされるのが大嫌い。
 磨いている間ずっと泣きっぱなしで、暴れすぎてひじを脱臼したことも!
 子どもが嫌がらない仕上げ磨きの方法はありますか?

A1:子どもの口の中は敏感。痛いポイントをしっかりガードして

子どもが仕上げ磨きを嫌がる一番の理由は、痛いから。痛みの原因はいろいろありますが、中でも最も痛いのは、上唇の裏側にある上唇小帯という部分に歯ブラシが当たることです。
2歳以下の赤ちゃんでは、上唇小帯が太く目立つことが多く、またついている位置が歯に近いところにあるので、仕上げ磨きのときはここに歯ブラシが当たらないようにしっかりと指でガードしてあげましょう。

【痛がらない仕上げ磨きのポイント】
●準備
・子ども用の歯ブラシとは別に仕上げ用の歯ブラシを準備する。
仕上げ用の歯ブラシは、ヘッドが小さく、大人が持ちやすいようにグリップが長いのが特徴。

●実践
・歯ブラシはしっかり固定する。
歯ブラシは短く、鉛筆のように持ち、小指を子どものほっぺにあてて固定する。

・ゴシゴシではなくブルブル振動させる
歯ブラシの先端の2列だけを歯に当て、ゴシゴシせずにブルブル揺さぶるように磨く。

・磨く力は150g
キッチンスケールの上を歯ブラシでこすり、150gくらいの力加減を覚える。

【年齢別の磨き方のポイント】
●0歳〜1歳
歯磨きに慣れさせる期間。
寝ころんで磨かれるのが嫌な子は好きな体勢でOKです。

●2歳(イヤイヤ期)
嫌がるなら毎回すべての歯が磨けなくてもOK。
代わりに1〜2か月おきに歯医者で検診を受けるようにする。

●3歳以降
言葉を理解できるようになったら、絵本を読み聞かせたり、ぬいぐるみで歯磨きごっこをさせたりしながら歯磨きの大切さを教える。


Q2:虫歯リスクを下げる方法は?
娘はお菓子が大好きでいつも欲しがりますが、いつも甘いものを食べていて虫歯にならないか心配です。
虫歯のリスクを下げるために気をつけるポイントはありますか?

A2:唾液の作用で歯がきちんと修復されるように、「ちょこちょこ食べ」は禁物!

甘いお菓子を一度にたくさん食べるよりも、少量をちょこちょこ食べ続けるほうがむし歯のリスクは高まります。
そもそもむし歯菌は食べ残した糖分を栄養にし、口の中に酸を吐き出します。
この酸が歯を溶かし、虫歯になる訳です。
1日3度の食事の後は虫歯リスクが高まりますが、空いた時間に分泌される唾液が、酸を中和してダメージから歯を修復してくれています。
でも一日中ちょこちょことジュースやお菓子を口にしていると、酸性になった口の中を唾液が中和する時間がありません。
虫歯リスクを下げるためにも頻繁に間食をさせるのは厳禁です。


今週のひとこと

一生の健康は乳歯にあり! 健康な乳歯でよく噛み、あごをしっかり育てることが大切です。


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