昨日、とある大学の生物科主催の ↑ に参加させていただきました。そのエキスパートな方々が“レアモノ”と仰るモノが続出の観察会になりました。たくさんあるので、3回に分けてのご報告。で、今日は、植物(草花)編。← タマノカンアオイ「常緑」なので“寒”で、葉が「葵」に似ていることから“カンアオイ”で、「多摩丘陵」で最初に確認されたので“多摩の”だそうです。一見、カントウカンアオイに似ていますが...カントウカンアオイは、花柱が2裂していて、花のガク筒の先は明瞭に3裂しています。 このタマノカンアオイは、花柱は2裂せず、ややカギ型に曲がります。また、花のガク筒の裂片の先は波状に開いています。 ← スズメノテッポウ畑のまわり、道ばたや空き地などにいたるところに生育します。発生量も多く、春のイネ科雑草の代表の一つです。・・・ということで、コレ自体は“レアモノ”でも何でもありません。さて、このスズメノテッポウの花茎を抜き取って、笛を作ってピーピーと鳴らして遊んだ経験を持つ方々も多いかと思います。葉の付け根は花茎の鞘となっており、これを葉鞘(ようしょう)というのですが、この先端には半透明の柔らかい部分があり(葉舌:ようぜつ)、この部分が息を吹き込むと振るえて音が出る仕組みです。私@小林もン十年振りに・・・← トウダイグサ燈火の皿に見立てた和名なのだそうです。茎や葉を傷つけると白い乳液を出すので“ノウルシ”と呼ばれることもあるようです全草にわたり有毒で、発ガン物質も含むのだそうです。今日の夕食には、採取した“ノビル(野蒜、ユリ科)”が食卓に上りましたよぉ♪