予防と審美 |
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小林歯科クリニック |
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〒150-0001 |
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東京都渋谷区神宮前4-7-1 |
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東京メトロ表参道駅
(銀座・半蔵門・千代田線)
A2出口から徒歩3分 |
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とんかつまい泉の並び
Shiny Owl Cafe の2階 |
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03 5474 5884 |
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発信者番号通知をお願いします |
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Copyright(C)
1994〜 小林歯科クリニック
All rights reserved. |
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★予防と審美専門★【小林歯科クリニック】
御本山では毎年4月10日〜16日の7日間に大授戒法会(え)を、また5月6日、7日の2日間に学校授戒会を行ないます。 授戒会とは、期間中仏教修行をして、禅師さまから戒を授かる儀式です。 曹洞宗では授戒会を衆生教化の大切な儀式と位置づけています。
ところで、授戒会で授かる戒とはいったいどんなものなのでしょうか。 戒の起源は仏教が開かれた時代にさかのぼります。今から2500年程前、仏教を開かれたお釈迦様は、修行者の心が仏教の正しい道から逸脱しないように、修行者の規律として戒を定められました。 戒を定められるにあたっては、僧侶たちが、お釈迦様に、正直に告白した懺悔(さんげ)の内容に基づいていると考えられます。 原始仏教経典をひもとくと、当時の修行者の様々な煩悩の悩みが伺われます。 戒は、修行者たちを本来あるべき場所に導く、道しるべになったのです。これは後に成文化され、350項目に及ぶ戒となりました。
仏教が、何派にもわかれ、アジア一帯に伝播していく課程の中で、戒の姿は変質していきました。 すべての僧侶に戒が浸透できるように、大乗戒として、項目が大幅に集約されていきました。 大乗戒を受けた道元禅師は、十六条戒を説かれています。これを大まかにいうと、仏・法・僧の3宝を敬うこと、進んで利他行を行なうこと。 他人や自分の命を大切に し、盗みやごり押しで人を困らせず、異性への愛情に慎みを保ち、自分を利するための嘘を言わず、酒など理性を狂わすものに溺れないというようなことを、守っていきましょうということです。 これは、修行者だけではなく、すべての人々に理解していただきたい徳目です。
戒というと、堅苦しいだけのもの、人間の自由を縛り付けてしまうもの、できれば関わりたくないものと思われるかもしれません。 しかし、戒というのは、人間の心を仏の心に導いてくれるものなのです。 欲張らず、つまらないことでくよくよしない、他人のミスを許してあげることのできる、包容力と慈愛に満ちた仏の心です。 戒は本来人から強制されるものではありません。 自分の今の姿を反省しながら、無理せずに守っていくことです。 大事なのは、お守りのようにいつも身につけておくということなのです。
ところで、表題の言葉は、曹洞宗の聖典である修証義(しゅしょうぎ)の一節です。 修証義は道元禅師のお言葉をもとに明治のはじめに曹洞宗門で編纂されました。 表題は、「人々がお釈迦様伝来の戒を受ければ、直ちに仏の世界に入る。立場はお釈迦様と同じになるのだ。」という意味です。 仏教では、人は生まれながらに仏の心を持っていると説きます。 しかし、多くの人は、それに気付かずに一生をすごしてしまいます。 戒を受けて直ちに仏の世界に入るということは、私達が生まれながらに授かっている本来の心に気付くということに他ならないのです。
戒を授かるということは、そのことだけで生きる世界ががらりと変わってしまうような、仏教者としては、極めて尊い体験なのです。
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