☆★☆IN THE LIFE☆★☆...あすか

 

 

デート - 2001年12月02日(日)

Jからメールが入った。

「今日、都合がよければランチしませんか?」

何も用事がなかった。
一昨日逢ったばっかりだっけど、ランチすることをOKして、待ち合わせをした。

車で近所まで来てくれた彼と食事をして、せっかくだから何処かに行こうって事に。

奥様は、土日も仕事らしい。
休みが合わないんだ・・・そう言ってた。

映画を見に行くことになって、映画館へ。
二人で並んで座って、映画を見た。

彼が突然、手を握ってきた。
私は、抵抗しなかったし、握り返した。

映画の間、彼はずっと手を握ってくれていて、私の手にキスをした。
それから、おでこにも・・・。

映画が終わって、二人でブラブラ。

「家に帰る?」と彼。

「せっかく逢えたのにつまんないな」

そう答えると、彼は少し黙って、ためらいながら・・・

「ホテルに行こう」

そう言った。

断る理由がなかった。
いや、断る理由はちゃんとある。
彼は既婚者。
立派な断る理由になる。

でも、彼となら、そう言う関係になっても良いってそう思ってた。
私は断らなかった。

身体を重ねた後、彼は私を抱きしめ髪をなでながら、優しくキスをしてくれた。
何度も何度も、無言のままでキスをした。

こんな風に優しく接してくれる人に初めて出会った気がする。

どうして、こういう人に私は出会えないのだろう・・・そう思った。

「彼氏が出来たら、ちゃんと言ってね」

彼は私にそう言った。
それが、彼との境界線。

彼のことは、本気で好きにはならない。
彼も私のことは、本気で好きにはならない。

彼には愛する奥様がいるから。

何をしているんだろ・・・自分でもそう思う。
でも、今はこの流れに身を任せても良いような気がする。

ごめんなさい、許してください・・・






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