TOM's Diary
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2011年03月13日(日) 正しい知識を持って、冷静に、そして正しい行動を

原発事故が進行中だからこそ、原発とはなにかを再考する。
(正しい知識を持って、冷静に、そして正しい行動を)

私の会社では放射線測定装置も製造販売している。
それなのに、私は福島原発のニュースを見て、少しビビッている。
怖さを知っているからと言うのもあるが、私は放射線測定装置の部門にはおらず実務経験が乏しいからともいえる。少し頭を整理しなおしてみようと思う。

私はチェルノブイリの事故の翌年、大学の物理化学の先生からチェルノブイリ事故についての考察をまとめよと指示があった。このレポートは評価の20%に配分する(すなわちテストで80点でも、成績は100点相当のSをつけると言うこと)とのこと。毎年テスト以外に、このようなレポートが果たされるらしいのだが、テーマが大きいので配分は大きくするかもと言う。
私はこの手のレポートは得意で、ほかにもC言語でプログラミング課題をこなせば後期試験に最大40点加算すると言うレポートでクラスで唯一の40点もらったこともある。
(でも、今はソフトなんて組めないけど)

チェルノブイリの考察についても、自慢じゃないが「一番判りやすく、ポイントがおさえられている」と言うことでほぼ満点の評価だった。

さて、自慢話はこのくらいにして、大学の先生の評価以上にわかりやすく書けるかどうか・・・
本題にはいる。

原発事故でもっとも話題に上るのは放射能漏れだろう。
報道を見ていると放射能と言ったり、放射線といったり放射性物質と言ったり・・・

ちょうど今、計画停電で懐中電灯や電池が売り切れ続出で売れまくっている。
計画停電って言ってもほとんどが昼間なのだから過剰反応な気もするが、
この懐中電灯を例えると判りやすいかも。

光を発することが出来る能力を持つものを照明とか懐中電灯と言う。
放射性物質とは、懐中電灯だと思うと判りやすい。

懐中電灯の明るさ(強さ、強度)はカンデラ(cd)と言う単位で測定できる。
これに相当するのが放射能だと思うとよい。ベクレルと言うのが、測定単位である。

電池が減ると光の強度は落ちる。
放射性物質には半減期と言うのがある。
電池が減って明るさが半分になるまでの時間だと思えば良いだろう。

また、光の当り具合はルクス(lx)と言う単位で測定できる。
放射線が人体に与える影響度がシーベルト(Sv)である。
光がたくさんあたればすごくまぶしく感じるなど影響も大きい。
放射線も同じで、たくさん当たれば影響が大きい。

ちなみに懐中電灯はスイッチを切れば光はでなくなるが、放射性物質にはスイッチがない。
つまり、電池が無くなるまで光り続けてしまうことが問題だ。
人にはオンオフをコントロールできないのだ。
だから、近寄らないにこしたことはないのだが、原発から漏洩してしまうと、そうも言っていられない。

そこで、みんなの疑問、洗い流せば済むのか?
済みます。

放射能を持った放射性物質は、普通に洗い流せる。

暗闇で消せない懐中電灯を持って、逃げればすぐに敵に見つかります。
(放射線が検出される・・・人体が影響を受けかねない)
懐中電灯を捨てれば、敵に見つからなくなる。
(放射線が検出されなくなる。つまり、人体になにも新たな影響がなくなる)

よほど大量な量の放射性物質を浴びれば、リンパ球の減少などの急性症状が見られてくるが、そんなにたくさんの放射線を受けるには放射性物質も大量に無ければならない。
一般には原発の中でさえそんなに大量の放射性物質を浴びることはない。
原発事故が起きたとしても、炉心が破壊でもしなければ、そこまで大量の放射性物質はそう簡単には出てこない。

つまり、全身、懐中電灯だらけになれば、光もたくさん浴びてしまうが、普通の懐中電灯は原発の頑丈な容器の中に入っているので全身懐中電灯だらけにはならないと言うこと。

(続く)


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