TOM's Diary
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2005年11月15日(火) 新幹線の車窓から

先日、掛川から新幹線に乗った。

ホームに入線してくる列車の運転台を何気なく見たら女性が
運転席に座っていた。
東海道新幹線に乗っていると女性の車掌が良く回ってくるが、
東海道新幹線の場合、車掌が運転手の交代要員を兼ねている
と言う事なので、当然女性の運転手が運転している新幹線に
乗ったことはあるはずだ。

が、新幹線に乗っていると運転席は見えないので、いつ
女性が運転しているか確認のしようがない。と、言うわけで
女性が運転していると意識して新幹線に乗ったのは初めて
である。

初めて女性が運転しているバスに乗ったときの印象がとても
よかった(とても安全運転で、加速も減速もハンドル操作も
とてもスムースで、とても快適だった)ので、その後どんな
に裏切られても(結局、運転は個人の技量であって男女に差
はないのだろう)、女性が運転手だと乗り心地が良いような
気がしてしまう。

さて、新幹線はどうだろうか?
乗ったとたんにぐっすりと眠ってしまい、目が覚めたときには
目的地に着いていたので判らない。が、あれだけぐっすり眠れた
のだから、運転が良かったということにしておきたい。
(単に、いつも以上に疲れていたと言うのが正解だとは思うが)


前置きが長くなったが、新聞によると新幹線の運転士が運転台
からの風景を撮影し、自分のHPにアップしていたと言うこと
で懲戒免職になったそうだ。

きっと運転開始前にビデオをセットして、運転中は運転に専念
していたのだと思いたいが、そう言うわけには行くまい。やはり
カメラは気になるだろう。
仮にそうだとしても、運行前点検の合間にビデオをセットする
余裕などあるのだろうか?運行前点検がおろそかになったりは
していないだろうか?いずれにしても危険な行為に違いない。

が、私が一番問題だと思うのは、このような運転士がいたこと、
そして懲戒処分にしたことを、鉄道会社が発表する必要がないと
判断していたことだ。たしかに、運転士の行為は些細なことかも
しれないが、懲戒処分にしたと言うことは、鉄道会社は些細なこ
ととは考えていなかったからではないのか?また、懲戒処分その
ものも、些細なこととは到底思われない。

企業の社会的責任(CSR)が求められている昨今、公共事業で
ある鉄道会社が如何に安全を追求しているか情報開示することは
とても重要であると考える。


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