TOM's Diary
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先週末PTクルーザーが我家にやってきた。 外国の車はなんどか運転したことがあるが、アメリカ車は初めてだ。
そもそもデザイン優先の車だけあって、とても綺麗な車だ。 わたしなどは、古きよき時代の車の再来と言うイメージで見てしまうが かみさんはどちらかというと「カワイイクルマ」というイメージの ようだ。
乗ってみた印象は特にどうってことのない車だ。 まだ慣らしも終わっていない車なのでパワーやトルク云々は できないが、少し硬めのサス(シートも硬め)は、走り出すと 予想に反して乗り心地も悪くなく、アメ車のイメージとは ほど遠い。 車両重量があるせいかブレーキは若干プア−な印象を受けるが、 不足は感じない。 アクセルの反応が若干鈍いところが気になるが、日常使う車として 過不足は感じない。
室内のいろいろなところを触ってみる。 まずパワーウィンドウ。 ドアではなくセンターコンソールにスイッチがある。
これがアメリカ式でオープン側はオートだが、閉めるときには スイッチを押しつづけなければならない。最近の国産車は すべてのマドがオートで開閉できることを考えるとフロント側 のみ、しかもオープン側のみというのはいただけない。 アメリカの規制に合わせてあるのかもしれないが、日本に輸出される ことが判っている(右ハンドル仕様なのだ)のだから、そのくらい なんとかならないのかとも思うのだが・・・それを言ったらウィンカー もそうなのだが。
だが、良い点もある。センターコンソールにスイッチがあるので ドアがとてもシンプルで感じが良い。ドアにゴテゴテと スイッチがたくさんあるのはあまりいいものではない。 しかも、スイッチを探すのがらくだ。センターコンソールでも 一等地にスイッチがあるのだ。これはなかなか便利である。
便利装備と言えば、室内灯。 ウィンカーレバーについているスイッチで室内灯を制御できる。 逆に言うと運転手以外には室内灯を制御できないことになり、 独自にマップランプが備わっている助手席の人はともかくも、 後部座席の人には不便かもしれない。 だが、ドライバーにとっては便利である。 もっとも室内がそれほど広くないPTクルーザーにはなくても よい装備なのだが、あると嬉しくなってしまう(笑)
意外なのはオーディオ。 音がとてもよい。 これは試乗したときに感じたのだが、純正でこれだけ良い音の ものを付けようと思うと、国産車ならメーカーオプションの 一番高いものを追加料金を払わなければならないが、最初から 付いてくるのが嬉しい。もっともAMでAFNかNHK第2で 英会話の放送ばかり聞くかみさんには宝の持ち腐れだが・・・
各種のスイッチはとても使い勝手がよい。 わたしのアルファード(トヨタ車全般にそうだが)ではハン ドル下の直接目に見えない場所にスイッチがいくつもついて しかもこれらの中には運転中に触る可能性のあるものもある。 それに対してPTクルーザーはすべてのスイッチがセンター パネルにまとめられていて、使い勝手がよい。 綺麗にまとめられているので、目障りではなくとても機能的だ。 アメ車ってこんなだったっけ?と思うほど。
シートはフラットだがアップライトに座れて座面も硬いため 長距離運転には向いているだろう。座り心地はとても良い。
不満が無いわけではない。 小物入れが極端に少ない。今の国産車は必要以上に小物入れが 多く、こんなにたくさん、クルマの中にしまうものってあるの だろうか?と疑問に思うほどだが、PTは逆に、必要最低限の もの(車検証入れや、窓拭き用のウェスやクリーナー)が かろうじて入るていど。車検証入れだって、グローブボックス ではなくて、助手席下の小物入れに強引に入れている感じだ。 ここが車検証入れでふさがってしまうとCDが入らなくなって しまう。
それに関連して非常用の発煙筒置き場が問題だ。 ただでさえ数少ない小物入れなのに、ドアポケットにスポンジが 入っており、そのスポンジにあけられた穴に発煙筒が入っている のだ。助手席の足元にフォルダーをつけるくらいわけないと思う のだが、なぜこんなところに・・・
基本的にかみさんのクルマでわたしは10kmも運転していない ので、せいぜいこの程度のインプレッションしか書けないが、 全体的に見るとやはりとても良いクルマだと思う。
とにかくデザインはとてもよい。 朝、自分のアルファードに乗る前に、ついついPTクルーザーを じっくりと眺めてしまう。アルファードのデザインも良いとは 思うが、こんなにも見とれてしまうということはなかった。
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