009にしろ、手塚漫画にしろそうだが、(他にもあるけれど)登場人物が多い。 多種多様な個性的なキャラクターが多い。 更に、原作者などもコマの横隅に出てくることが多い。
はたと、今まで自分が読んできた漫画を思い出してみると、そこまで登場人物の多かった漫画は無いなぁと思った。 小説も、あまり人物の出てこないものを読んでいた。
バイト先で、「今の本は、登場人物の少ない作品が多く、話が単純だ」と聞いた。
なるほどと思った。
確かに、自分が今まで好き好んで読んできた漫画や小説は、人物も多くなく、また、話も簡単だった。 何より、漫画のキャラクターが話す台詞が短かったり、効果音のみだったり。
その環境に慣れていた状態で上の漫画を読むと、苦痛と言うか、難解・面倒に思えてくる。 1ページに文字が多いのだ。 まるで小説のように。 と思えば、台詞も何もなく、ただ絵のみ、1ページ21コマのみの絵が渡る事もある。
こう言う漫画に出会ったとき、何回も読み返す。
でも、面白い。
考えてみると、馬鹿な学生してるんだなぁと思う。
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