Leaflets of the Rikyu Rat
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2005年09月07日(水) |
新しい部屋での新しい生活。 |
一ヶ月ほど前から彼と再び付き合うようになって、 その以来、「どうしたの?」と言いたくなるくらい彼が優しい。 やさしさと言うものは有れば有るほど良いものであって 決して飽和なんてするはずがないのだけれど、 どうしても以前付き合っていた時と比較をして、首を捻ってしまう。 後生大事にされているのだ。この僕が。
あんなに懇願した時には拒否したくせに、 既にあきらめている今になって何も言わずに 次々に実行してくれている。狐につままれた気分だ。
彼は他人がどうこう言っても聞かないのだろう。 彼自身の中で何か大きな変化が無い限りどうしようも無いようだ。
それはどうやら僕にとって良い方向に変化してくれたようだ。 けれどもそれは僕が粉骨砕身した結果に齎されたのではなく、 僕の手の届かない範囲で起こったことなのだ。 そう考えると少しやるせない。 いや、嬉しいのだけど。複雑な心境だ。
彼は一人暮らしをするらしい。 しかも明日からだと言う。なかなか唐突だ。
と言うわけで、明日から早速泊まりに行くことになった。 楽しみだし嬉しいのだけど、まだ少し不安もある。
彼は将来を見据えて行動はするけれど、或る意味では気分屋でもある。 そこら辺は僕とそっくりなだけに、良く分かる気がする。
彼は「僕が誰かのためにここまでするなんて初めてだよ」と言った。 あれだけ言っておいて今更かもしれないけれど、 本当に「僕のため」なのだろうか? 「彼自身のため」の行動なのではないかと穿った見方をしてしまう。 結果として「二人のため」の行動になればそれが一番良いのだけれど。
ただ、いくら過去のことばかり思い返したり、過去と比較ばかりしていても仕方が無い。 とりあえず今、僕はこれからの彼との新しい生活について考えて行くべきなのかなあ。
やっぱり、ずっと願ってきたことだけあって、嬉しい。
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