入江和馬さんよりのゲスト作品。長編『腕時計』シリーズが遂に完結。思えば、ここまで話が進むとは予想もしていなかった。というのも当たり前か。正直、想像の範疇外への展開だった。 当初、輝のオリ・キャラであるスノーを使いたい──と打診があったところへの第1作は誰が見ても『ブラミラもの』 そこには入江さんのお気にキャラであるマサキも登場していたが、強すぎない脇キャラとして、しかし、スノーとも絶妙な距離感で接していた。 続く第2作ではマサキの視点に移る。親友であるはずの、ブライトへの想いが滲む。想いを自覚しながらも、一歩引いて、親友であり続けようとする彼女の選択に対し、読み手としては思うところは多々あるだろう。正しいとも間違っているともいえないのは、それが彼女の真実だから、だろうか。 そして、ここでは滑りこむような印象だけを残したスノーだったが──それより、年月を経た最終章に至るまでに彼らの状況も大きく変わっていた。この1,2章での彼らの接点が見事に生きてくる。 恐らくは十年を超える歳月を経て──あの頃の、時に傍らにいた存在が──思いかけずに非常に大きくなっていた。その過程が詳細に書かれたわけではないが、十分に想像を掻き立てられるものはあった。その微妙さが『腕時計』シリーズに於けるスノーとマサキの距離にして、関係なのかもしれない。 マサキの思いもかけない背景は入江さんとりんださんによるリレー小説『シャレード』にも見えてくるものだろう。こちらは未だ完結しておらず、マサキ自身の登場も不明だが、同じ世界観が書かれることで補完されているのは間違いない。 幾つかの謎が明らかにされるのではないか? と連載を楽しみにしている。 といいつつ、『腕時計』にも実はまだ外伝作品が残されている。諸侯は受け取っているが、『シャレード』の進み具合を見て、上げようか・・・などと考えている。 又、輝もワキワキとしている☆ 折りしも、9998を入江さんが取り、9999申告者もなかったので、ニア9999として、輝が『腕時計』の外伝ぽい?短編でも書いてみよーかなどと^^; これには入江さんキャラのスビャ兄だけでなく、りんださんキャラのクリスも出てきそうなので、今度は輝が人様のキャラを使わせてもらうことになる。スノーの出番は未定だが、もし叶えば、夫々の三人のオリ・キャラの共演となるわけだ。こういうシチュエーションも中々面白いかも。
まぁ、それも全てをおいといて、入江さん。長編の見事な完結、おめでとうございます。そして、頂き物をありがとうございました。んで、今後とも、ヨロシク♪(オイオイ;;;)
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