航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2002年09月12日(木) 先月と今月の田中芳樹作品プラスα

 『灼熱の竜騎兵』その後──扱っている本屋が少ないらしいエニックスの『EXノベルス』より、1 巻に文庫版1・2、2巻に3+αが収録。
 いつの間に作られたのか、『灼熱〜』世界の年代期と舞台設定の詳細なデータ・ベースが・・・。各惑星や“木星の子供たち”なんだが──知らない惑星名が山ほど。何と、文庫3巻中で出てきたザイオンやツァーレン以外にも、いつの間にやら設定が^^; どーゆーこっちゃ? と首を捻る。各惑星の地図やら国旗(星旗?)やら何やらまでと芸が細かい。
 ん? と気づいたのが翌月刊行予定作品。・・・『灼熱の竜騎兵』・・・ただし、続巻ではなし。『シェアード・ワールド』・・・って、つまり、他の作家さんによる「同じ世界の別の舞台の物語」が展開されるらしい。・・・・・・あのなぁ。
 人工惑星だけで38あるはず。一つの星で1巻とするだけでも、38巻になる。をひをひ^^;;; にしても、元祖本編も加筆されてたし、もうファンタジア文庫では出ないのかな。クスンTT
 北爪さんのイラストは一応、新作。文庫ではベタだけでトーンもなくて、しかも、三巻でエラい変わりようだった。今回はCGタッチ。・・・偉そうだけど、向いてないんじゃないかな。

 さて、同じくらい驚いたのが同時刊行予定作品。『ダイアナ戦記(仮)』 ところが、簡単な内容説明に覚えのある名前が──“マサ・キティ”? んでもって、作者が荻野目悠樹氏!?
 「これ、双星記じゃないか」
 その外伝?らしい。ダイアナが主役なんだな。添えられたイラストはスニーカー文庫版とは違ってた。何で、別の出版社で外伝なんだよっ。
 ともかく、どんな話になるのか? スニーカー版、終わってないなぁ、と思ったが、まさか、主役(と出版社)を変えての続編ではあるまいな!? と密かに恐れている。

 田中先生も頑張っているのが判明。お久々の新作がっ!! 『夏の魔術』シリーズ第4巻『春の魔術』 ・・・夏に始まり、秋・冬で、次が春なのは解ってたけど、ストレートなタイトル。これで、完結なのだろうか?

 デュアル文庫からは外伝・現時点の最終巻『螺旋迷宮』の上巻が。輝の銀英お気にキャラの一人「ファン・チューリン」の登場編。知らない人のために説明しよう!
 ファン・チューリンはヤンより二世代ばかし前の同盟軍人で、“730年マフィア”と呼ばれた精鋭集団の一人。ヤンと同じE型姓名表記のアジア系で、「冷静沈着、派手さはないが、手堅い用兵を行う」と評された人物。
 要するに、「冷静沈着の東洋系」に転びやすいってことかね。しかし、なぜかは自分でもよー解らん。登場といっても、回想や記録としてしか出てこないし。
 因に“730年マフィア”絡みの短編は輝も書いたことがある。

 同時発刊は『神林ラーゼフォン』だが(TV・・・何が何だか。本マに劇場版に続く?とは──マジにエヴァ化しとる)、来月予定で仰天。

 『逆襲のシャア』が出るそーな!?

 えーっと、徳間さんなんだから、やっぱし『ハイ・ストリーマー』だよな。元々、メージュで連載された『HS』は『逆シャア』を経て、さらにその後へと続く物語となるハズだった。ハズだったが、結局、その後は書かれず、助命嘆願があったかどうかも不明だが──もう一方の異なる『逆シャア』である『ベルトーチカ・チルドレン』の続編(あえてタイトルは伏せとく)が世に出てしまった。
 ・・・よもや、今になって、『HS』が復活・続くわけもあるまい。つーか、監督は少なくとも、『G小説』は書かないと思う。『∀ガンダム』も他の人が手がけたし、確か全く別作品を久々に書いているという話もあったはず。
 解ってはいても、少々、惜しい気もする。特に『HS』なる作品は映像版『逆シャア』のカット・シーンも描かれて、その後の行動が気になるような、再登場しないままに終わったキャラもいる。
 そういえば、最近、ネット小説で『逆シャア』後のスウィート・ウォーターを舞台にした短編を発見。面白い視点で、しかも・・・レオンが出てたりして^^ 相も変わらぬ噂好き☆(小説版を読んでね)に笑った。


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