来週には『ガンダムA』6号発売。やっぱ、隔月だと早い早い。となれば、1Wなぞ、あっという間だろう。単行本『ジ・オリジン2』も同時発売だとか。尤も、輝は単行本は結局、買わなかった。テレカだけじゃ、弱いなぁ。細かいとこを見たわけじゃないが──さらに加筆などはあったのだろうか? でも、置き場所にも困るようになるし・・・。 その前に? K談社『文庫情報誌IN☆POCKET』に何と! 安彦良和氏登場☆ 『亡国のイージス』作者・福井晴敏氏と対談している。福井氏は『Aガンダム』著者でもある。ファンタジックな佐藤茂氏著作に比べ、ムチャクチャ、重いイメージだったが。
他のお待ちかねは『GA』前日の25日発売予定の『戦闘妖精・雪風 解析マニュアル』か。 「神林長平と『雪風』のすべてを収めたガイドブック決定版」とはアオリ文句。DVD発前の宣伝も兼ねているのだろう。 なんつーても、楽しみなのは幻といわれた『被書空間』の再録。神林代表作の一つ『敵は海賊』とリンクする作品。まぁ、粗筋は知ってるけど☆(色んなサイトでね) 他に書き下ろし作品が予定され、深井零の過去──それも幼少時が描かれるという。半面、過去は過去として、明らかでない方がむしろ、想像をかきたて、面白いようにも思える。現に、というべきではないかもしれないが、『戦闘妖精・雪風』の発端として、溯れる零の過去──フェアリイにくることになった理由は雑誌掲載・文庫化・改訂版の夫々で、何れも変化している↓
雑誌=博物館のSLを爆破!? 裁判シーンもあり 文庫=「ややこしい人間関係が耐えられず、職場に放火」と発言 改訂=「性能の悪いやつは嫌いだ。人間も機械もだ」と発言のみ
FAFは超国家集団だが、30年経つ内に組織も構成者も変質していく。ジャムとの戦いが惰性を帯びてくれば、脅威と感じなくもなる。自然、戦闘員は捨て駒の如く扱われていく。消耗財として、犯罪者が刑務所代わりに送り込まれるようになった。 多分にもれず、零もその一人だった。だが、その『犯罪』とやらは以上のように変化している。最新版では具体的な犯罪歴は記されていない。輝は敢えて、作者が具体例を避けるようにしたのかと思った。 とはいえ、幾分、突拍子もない雑誌版「SL爆破」にしても、「効率の悪い機械が憎かった」との最新版に似通ったセリフがあるという。 18年間、理由とされてきた『放火』についても、零の投げやりな言葉が事実とは限らない──とも受けとれる。他人に無関心なはずの零が人間関係とやらに惑わされるとは考えにくいからだ。ただ、逆に地球にいたころの零はまだしも、他人との繋がりを無視できなかったのだ、とも解釈できる。
『様様なものを愛し、ほとんどに裏切られ、多くを憎んだ。愛しの女にも去られ、彼は孤独だった』 〜第一話『妖精の舞う空』エピグラフ
愛する心を持ち、それ故に憎み、孤独に苦しんだ挙句、心を凍らせるようになった。そんな過程を想像できる。それが想像の範疇であることに、特殊戦の一員として生きる零の影が見える・・・ようにも感じられたのだが。 伏されたはずの『零の過去』がどのような繋がりを持って、現れるのか。それが『零の現在』にどれだけの影響を与えるのか? 印象として変わるものもあるだろう──やはり興味深い半面、不安もある。
同日、林譲治氏の『ウロボロスの波動』発刊予定。『SFマガジン』で連載された短編連作、のはず。正直、雑誌で読んだときは難解極まりなかった。じっくり読んでみたい──が、『ハヤカワSFシリーズ Jコレクション』なんだよねぇ。文庫派の輝はかなり迷っている。さーて? 同、林氏による『機動戦士ガンダム戦記』も月末には店頭に並ぶはず。最新Gゲームの小説版。相変わらず、ゲームには手を出せないが、こっちはきっと買っちゃうだろうなぁ♪
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