航宙日誌
『革命戦記』と輝&Ark☆の珍道中?

2002年05月25日(土) 新創刊☆『ガンダムA』

 何が新創刊? 5号じゃないか。といわれそうだが──4号までの季刊誌は『NEWTYPE.COM』の増刊号扱いだった。その本誌が先頃、休刊になってしまい、さてGAの扱いはどうなるんだろう、と思っていたら、隔月刊化を記念に“完全に独立した雑誌”の座を仕留めたらしい。・・・大した問題ではないか。

 さてさての『ジ・オリジン』の見どころは!?
 誰のファンであろうとも、触れぬわけにはいかないだろう『ガルマ編』というからには今回のメインのハズ、ガルマ・ザビ登場。・・・しかし、何をいえというんだ、あの2人に。ともかく、ガルマはここでも、歴とした方面軍司令の模様。それがヤッパシ、ドップで出撃するトコが『ジオン軍』なんだろうなぁ。まぁ、指揮官のシャアがMSで飛び出していくのもだが。(十数年後には総帥の身で・・・^^;)
 対するWBの恐慌ぶり。とにかく意外なのがカイ。初出撃も志願したし、「良いも悪いもないんでしょ」という映像版のイメージとは相当、違う。後にミハルとの絡みがあるとしても、又、別の視点で描かれるような気がする。
 早くも・・・というより、当然とも思えるアムロの戦闘拒絶。正にサイド7でガンダムに乗りこんだのが衝動だったという心理の暴露。考えナシだった、と決めつけるのは厳しいだろうが、日常が突然、騒乱の只中に叩きこまれれば、武器を手に、兵器を駆り、戦う衝動に至るということか・・・。
 そして、例のシーンへ──だーから、指揮官が簡単に艦橋を離れていいんかい!?
 まぁ、今回はまだ敵襲は始まっていないから・・・と納得させてみる。でも、いつ攻撃を受けても不思議ではない状況下で離れるのはやっぱしぃTT おまけに寸前にはリードと指揮権云々でモメてるしなぁ。(追及されなくて、助かったぞ。中尉)
 ついでに映像版ではブライトは攻撃されているにも拘らず、アムロの部屋に押しかけた。まっ、まぁ、あの場合はキャプテン・シートにリード『中尉』がいたから・・・と好意的?に解釈してみる。でもなぁ、その後で勝手に命令出したりしてたぞ。というか、リードがいる間の映像版ブライトの立場も今いち、不明確だった。一つはっきりしているのは『ブライトも山ほど、命令違反他をやらかしてる』ということかな。
 そして、「親父にだって、ぶたれたことないのにィ!!」シーン。一発目、右手で掴んでいて、右手で平手? 裏拳かい?? なんて器用な。二発目左手。やっぱ両利きか。←輝版設定^^
 細かい描写は置いといて、『ガンダム BY THE WAY』では映像版とは異なる解釈を、とあった。ブライトはそも、アムロを説得するつもりだったのか? 切羽つまった中で、冷静に対応できるとはとても思えない。実際、怒鳴りつけ、手が出るばかりのブライト。だが、それでは反発しか生まれない。
 案の定、時間を空費しただけにも思える。映像版ではまだアムロを奮起させる切っ掛けとなった「シャア」の名前にも一歩を踏み出せない。一つには襲撃前ということもあるのだろうか。
 戦闘に対する恐怖はあっても、何もせずにいて命を落とす──その可能性への畏怖もあるのではないかと。フラウを制したのも、そんな心理が働いた、とは考えられないだろうか。
 そして、いざ出撃したアムロの、ガンダムの強いこと。初めての地上戦闘にしては・・・、いくら相手がMSではなく、ドップにマゼラアタックだったとしてもなぁ。この辺にもNTの片鱗? ただ、安彦さんには気に入らなかった設定らしいが。
 とりあえず、一戦を終える──前にシャアが“何やら画策”(爆)してみたりする。読者にはバレバレだが。今後も安彦版脚色があるだろうが、さて、ガルマの・・・はどう描かれるか?
 WBはすでに満身創痍。犠牲も出る。キム伍長のタンク、壮絶。一機また一機と減じていくんじゃなかろうか。そして──マチルダさん現る、だろーな。間違いなく。

 北爪マンガが休載。美樹本マンガは・・・やっぱし線の多さがネックだなぁ。


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