過ぎ去った新世紀の初年は、内外で、あらゆるレベルで悲惨な事態が生じた衝撃的な幕開けともなった・・・。時とともに当然、幾らかな経過があるものの、年の区切りなどで全てが終息するわけもないが、日常レベルでの気持ちの切り替えには丁度いいのだろう。 太平洋の西の外れの島で、ユーラシア大陸の極東で、それでも、せめて考えることだけは続けたい。日々の中で、行動するのは難しい──それを免罪符にしてはならないが、最低でも無知ではありたくない。瞑目してはならないと思う。 どれほど、自分が恵まれた『世界』にあるのかを忘れないように。
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