我が家のトイレのペーパーホルダは取替えが面倒くさい。
写真にある形なのだが、ペーパー芯の残りを取り替えたり、新しくセットするためには、芯の左にあるねじ式のキャップを外さなければならない。その後、反対側から金属製の心棒を抜き取り、木製の芯を抜きとらなければならない。新しいペーパーの取り付けには、この逆の手順が必要だ。ペーパーに木の芯をセットし、木の芯を落とさないように、金属製の枠に押し込み、位置を保ったまま反対側から金属製の心棒をセットする。金属製の心棒が手前側の枠の穴にうまくはいるように注意して、最後にねじ式のキャップをしっかりしめる。
面倒なのだが、最近はこの儀式がなかなか気にいっている。
トイレには専用の文庫本が置いてある。入るたびに、1〜2ページずつ読み進めてまだまだ一冊を読み終えるにはどれほどかかるのかわからない。仕事では決してありえない非効率な空間は、淡々とそこにある。
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