今回は‘おしるし’から始まった二度目の出産。 夕方、39週の定期検診を兼ねて産院へ行くと 子宮口はまだ2センチ。 陣痛もイマイチ規則的ではなかったので、静内の義母の家で 様子を見る事にして一旦、病院を後にした。 ぼっちを寝かしつけて2時間ほど経った28日の午後11時前。 痛みが10分間隔に定まってきたので、 病院に連絡してから門別へ帰る旦那に送ってももらって入院。 個室が空いててラッキー♪ 旦那を送り出してから、入院着に着換え 看護婦さんの問診を受けたら、人生2度目の浣腸ませ 看護婦詰め所で様子を見る事に。
看護婦さん「浣腸かけたら一気に赤ちゃんが下りて来たり するからねー。」
その言葉通り、陣痛は一気に3〜5分間隔になったので 経産婦ということもあり、早めに分娩室へ入る事になった。 時間は午後11時45分。 痛みの合間に分娩台にのそのそと上がり、お腹に 胎児の心拍を計測するものと陣痛の波を計測するものと 二本のベルトをつけてお産に備えての処置を終えると ほどなく、先生登場。 子宮口は7センチまで開いてたけど、まだもうちょっとかかるか。 血管確保の補液に繋がれて、子宮口を柔らかくする薬も投与。 分娩台に上がってしばらくはいい強さの波が来ていたので、 このまま1時間ぐらいでケリが着くかと思っていたんだけど 先生が来てしばらくしたら、痛みが落ち着いてしまった。 すると先生は、痛みのタイミングに合わせて『なにか』をしだした。 これが! 弱い波とはいえ、陣痛だって痛いのに 先生のやってる『なにか』が更に追い討ちを掛けて‘痛苦しい’。 ぼっちの時にはこんなことはされなかったぞ?と思ったら ちょっと頭に来て、何をしてるのか聞いてみた。
先生「ん?これ?○○術って言ってね、指で子宮口を広げてるの。」
聞くんじゃなかった。余計にいてーよ(T_T)。 でも苦しいのを察してくれたようで、先生は力技をやめ 分娩が進んだらまた呼んでね〜と看護婦さんに伝えて一回退場。 どうにも腰が痛くなり、体勢を仰向けから横向きに替え 強くなりきらない陣痛をやり過ごして1時間半。 その間に看護婦さんは新生児ちゃんにミルクをやりに行ったりして 分娩台の上で一人、「どうぞ、お構いなく」状態(^^;。
日付も変わり、午前2時35分を過ぎた頃。 やることのなくなった看護婦さんと二人してだるーい雰囲気で お産の進行を待っていた時だった。 突然、今までのとは格が違うビックウェーブが襲来した。 更には一気に痛みの間隔が縮まり、もはや矢継ぎ早。 生まれてはじめて痛みでうめき声をあげた。 「これ絶対やばい」と直感して、看護婦さんに
「あの・・・いきみたいんですけど(^^;。」
と伝えると、やっぱりかなりきてたみたいで
看護婦さん「ちょっと待って!今先生呼ぶから! 呼吸法でいきみを逃がしててよ?」
待ってって言われてもさぁ、うんこを我慢するのと訳が違うじゃない? あの分娩の時のいきみたさって本当に独特だと思う。 それでも、頑張って先生が来るまで時間を稼ぎ 痛みの間に仰向けに体勢を戻したらもう限界(;´Д`)。 先生が「いきんでいいよー。」だか何だか言ったんだけど、 聞き取れないまま、先生さえ定位置にいてくれたら まずいことにはならんべよ?くらいの勢いで いきむこと・・・3回。
先生「はい、もういいよ〜。」
看護婦さん「おめでとうございます。」
・・・は?もう出たの( ̄□ ̄ )゛? 4月29日 午前2時55分、もじょ次誕生♪ 正直、痛みの度合いは人生最高レベルに強烈だったけど 予想以上に心底苦しむ時間自体は短くて拍子抜けなお産だった。 羊水を吸引され、臍の緒をカットされて 聞こえてきた産声は、ぼっちに比べるとだいぶ弱弱しく感じて ちょっと心配になったけど、特別小さいわけでもないし これも個性かと新たな家族を再認識したりして。 処置を終えた‘もじょ次’としばしの対面の後、 そういえば…!
私「会陰って切りました?」
先生「うーん、ちょっと裂けちゃったけど、ほんのちょっとだから。」
ほらー…やたらめったらいきむから、 会陰切開も間に合わなかったんでないのー?みたいな。←自業自得 でも、出血も少なかったし消耗も少なくて済んで 今回も内容的に安産でめでたし、めでたし。 それにしても、生まれる寸前の数分は本当に痛かった。 今回はほとほと懲りたね。 子供は二人でいいや。
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