ぼっちの小技(こわざ)の習得が目覚しい。 先日、面白半分でレモンを舐めさせたら 口元に手を当てて顔をしかめながらポンポンと叩いて 「すっぱい、すっぱい」を表現した。 へぇ〜、教えなくてもそれなりの素振りはするんだな〜と ちょっと感心。 他に、覚えたての「臭い、臭い」というのがある。 これは、ぼっちが自分の大便のついたオムツをイタズラしに来た時から 「これはすごいよ!くちゃいくちゃい(臭い、臭い)だよ!倒れるよ!ほら!」 という忠告と共に、オムツを嗅がせぼっちの表情が変わったところで さっとオムツを引っ込めつつ鼻を摘んで見せるというのを 何日か繰り返していたら、オムツを近づけただけでぼっちは 「あー・・・」と言いながら顔をしかめてゲンコツで 自分の鼻をふさぐようになった。 なんだか、しつけじゃなくて調教に近いな(^^;… なんて思いながらそれなりに楽しんでいる母である。
そんな、今日。 午前中で上がってきた旦那が居間でゴロ寝していた。 靴下は習性と言わんばかりに脱ぎ捨ててあり、足元に丸まっていた。 自慢じゃないが、うちの旦那の靴下はかなりのツワモノだ。 「(デンジャラス)・・・。」 心の中で呟いた。そこへ、ぼっちがヨチヨチやってきた。 母の心にレモンを試した時の様に、小さな悪魔が現れた。
心の悪魔「その靴下…嗅がせてみたくない?」
嗅がせてみたい。 おもむろに靴下を取って、「これは?」と言って差し出すと ぼっちは靴下を私から受け取り、鼻に押し当て固まること数秒。 次の瞬間、ぺッと靴下を床に投げ捨てるや、 「んーーー!」と言いながら目をぎゅっとつむって 両手でゲンコツを作って鼻をふさいだのだ!
旦那「ひでぇ〜(T_T)・・・。」
あの顔、忘れられない。 心に悪魔を飼っている母は涙が出るほど笑いましたとさ。
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