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育児日記。
ひでっち
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2004年03月26日(金)
お母さんだって人間だもの。

知らぬ間に増殖したカビるんるんを発見してしまった。
どうしても放置しておく事が許せなかったので、
ぼっちをほったらかして掃除をはじめた。
でも、普段開いてない所が開いて露になってたりすると
赤ちゃんってこの上なく興味をそそられるようで
何度、大声で制しても少し経つとまた触ろうとする。
まだ、大人の言う「汚いから…」というのが分かってもらえないから辛い。
繰り返し、繰り返し教えるしかないのだけれど
ぼっちさえいなければ15分で終わる仕事が30分でも終わらない。

久しぶりに思い切り怒鳴ったな。
これで、まだぼっちがすぐ泣いてくれたらこっちも
「泣くまで怒鳴るなんて、なんて自分は大人気ない」と
すぐに反省できたんだけど、最近は泣かないんだな(^^;。
傍は傍でも、怒られない間合いをとりながら
拭き掃除をする私の横で、車の玩具か何かを転がしながら遊び始めたりして。
1歳ともうじき2ヶ月。
こんな小さくても、私がイライラして大声を張り上げてるのが
自分に対してで、自分が触りたいなぁ〜と思うものを触りにいかなければ
私もそれ以上はピリピリしないというのを感じ取るのか。
すげーな、ぼっち。
彼は私よりもう‘大人’かもしれない。
私が我慢できない分をお前が我慢してるのか。
掃除が終わる頃には何だか、私のエキサイトした頭もすっかり冷えて
ぼっちにすごく申し訳なくて気分が落ち込んだ。
私が密かに「こんなガキな母でスマンのう…」と落ち込んでるなんて
予想もしないぼっちは「やっと構ってもらえる」とでも
言いたげに、ストーブの前に座った私のあぐらの中に抱っこされて
私の目を見たりしながらごにょごにょとお喋りしていた。

確かに鬱陶しい時も多い。
コイツさえいなければ…と思うことが無いと言えば嘘になる。
だけど、そういうイライラのほんの数分向こうには
何物にも変えがたい幸せが必ずある。