焼肉屋で飲んで帰ってきて、玄関を開けたら柴犬がいて驚いた。
この等身大の柴犬の置物は３年前にＫサキ（姪）の誕生日にＦマ（爺）がプレゼントしたものだ。今の時代、孫への誕生日プレゼントと言えばリクエストを聞いて買ってあげるとか、おもちゃ屋さんに一緒に行って選ばせるのが一般的だと思う。しかしその年の誕生日彼女は勝手に柴犬の置物をプレゼントされてしまったのだ。
当時彼女がこの柴犬をプレゼントされて、悲しげに「サキは生きてる犬が欲しかった」と、
僕に向かってぼっそ言ったのを思い出す。
その柴犬がなぜF家の玄関にもどってきたのかと言うと、
姉Ｋナオミ一家が夫の転勤にともない４月から名古屋に引っ越すことになったのだ。
そして今住んでいる守谷市の家は処分せずに、そこには義理父夫婦が定年にともない北海道から引っ越してくることになったのだ。
この義理父というのが芦別市の助役までやった人なのだが、なんの未練もなく全てを処分して茨城に引っ越してきてしまった。
その引っ越し荷物の中にエゾシカの剥製があったらしく、その置き場に困り、結局柴犬の居場所が無くなり今回めでたくＦ家にもどってきたという訳だ。

スイム２　水戸市民プール。