新年あけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いします。
元日の朝はKヨシクニ邸のリビングで目が覚めた。 久しぶりに日本酒を飲んだ。たらふくと。 そしておそらく暴言を吐きまくったに違いない。 しかしそれはすべて本音である。 普段は無口だがアルコールが入ると怒涛のごとく言葉が出てくるのだ。 周りは理解してくれているはずなので特に気にしてはいない。 甘えることも大事だ。 そして感謝する。
予定では初日の出を見に行くことになっていたが、 すでに日の出は終わっていた。 しかし素晴らしい朝日を眺めながら村松の虚空蔵尊へ向かった。 初詣は中学生の時に笠間稲荷へ行った以来だ。 おそらくここ十五年は行ってない。ただ単に行く機会がなかっただけだ。
初詣と言ってもお詣りはしなかった。 行った5人全員がみなそれぞれに事情があり、 お詣りもしなければおさい銭もやらず、 おみくじも引かない。 寒いなか雰囲気を味わっただけだ。 よく考えてみると行く必要はなかったように思える。 じゃがバターを食べて帰ってきた。 見た目に反してあまりおいしくなかったが店のおやじをうらむほどでもない。
ちなみにF家は神式だ。 神式と言っても葬式のやり方が神式なだけで、 特定の神様をまつっているわけでもない。 死ねばみんな「みこと」になる。 親からもあまりそういうことに関してうるさく言われたことはない。 しかし方法は関係なくとも祖先を敬うことは忘れないでいたい。
そんなFツなのだが神だのみというのがいまいちピンとこない。 特に難しく考えている訳でもないが、 神にたのむほどの事が無いというのが正直なところだ。 全てが努力でしかかなうことはないという考えが強い。 だからたとえば良い縁にめぐり会えたとしても、 それが神様のおぼしめしだとは考えない。 自分が頑張るしかないというのが全てにおいて大前提かつ当然なことと考える。
だから神様にお願い事をするというのはよほどの事が起きたときだと思う。 たとえば子供の病気を治したいとか。 自分の力ではどうすることもできない時にだ。 神様へのお願いは最後の最後にとっておこう。
と、ここまで書いたが、 別にせっかく行ったのだからお詣りぐらいしてもよかったと今にして思う。 ただの偏屈ものだな。
それからKヨシクニ邸に戻る。 ジュンコ夫人の手料理をいただく。 雑煮、数の子、松前漬け、筑前煮、たくあん、かまぼこ。 かまぼこ以外は全てジュンコ夫人の味付けだ。 他の家庭の味付けを楽しむというのはおもしろい。 微妙に違う。 しかし全て美味しくFツ好みだった。 やはり料理は上手いにこしたことがないと改めて思う。
そして礼を言い。 K家の子供達二人にお年玉をあげて午前中のうちに帰った。
F家に戻るとちょうどF家の新年会。 またここでおせち料理などを食う。 正月は太るわけだ。
そして午後からは昨日買った本を部屋でゆっくりと読んだ。 こんな感じで2004年をスタート。
明日は朝から母校の高校へ行く。 毎年恒例の蹴り初め。ラグビー部のOBが集まる。 Fツは挨拶に顔見せする。今年から試合には出ない。
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