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2003年07月02日(水) きたないピアノ教室

午後に来店してきたお客さん。
部屋の柱が傷だらけなので補修して欲しいとのこと。
聞くところによるとネコを飼っていて、
そのネコが柱をガジガジに傷付けてしまったらしい。

「ネコがいたんじゃ直してもまた同じですよ」と助言するが、
ピアノ教室をしているので体裁良くしたいとのこと。

それでは一回現場を見てみましょうと、
そのピアノ教室に伺ったのだが、
普通の一戸建てで、8帖一間をピアノ教室にあてていた。

さすがにピアノのある部屋はソコソコきれいにはなっていたが、
あまりにも部屋の作りとグランドピアノがミスマッチだ。
そのピアノのある部屋までの廊下の柱が、
ネコにガチガチに傷を付けられていた。

ちなみに説明すると、
柱が見える工法を真壁(しんかべ)。
柱が見えない工法を大壁(おおかべ)と言う。
基本的に和室は真壁、洋間は大壁に作られているのが一般的だ。
真壁柱工法のほうがコストが高くつく。
いちがいには言えないが、意匠的に真壁のほうが良いとされる。


とりあえず現状を見て、予算の関係もあるので、
3Mあたりで出しているハレハレ単板と呼ばれているシート状のものを
貼り付けて補修する方法で見積を出した。
御検討下さいとピアノ教室をあとにした。

伺った時にはピアノ教室の生徒は来ていなかったが、
あんなにきたないピアノ教室でいったい何人の生徒が
習いに来るのだろうかと疑問に思ってしまった。

この先生がどの程度教えるのが上手いのか分からないが、
やはりピアノを弾くのなら、
周りの環境も大切なのではないのかと思ってしまった。


関係無いけど僕はピアノは弾けません。
猫ふんじゃった程度も弾けません。楽器はからっきしダメなのだ。



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