午後に来店してきたお客さん。 部屋の柱が傷だらけなので補修して欲しいとのこと。 聞くところによるとネコを飼っていて、 そのネコが柱をガジガジに傷付けてしまったらしい。
「ネコがいたんじゃ直してもまた同じですよ」と助言するが、 ピアノ教室をしているので体裁良くしたいとのこと。
それでは一回現場を見てみましょうと、 そのピアノ教室に伺ったのだが、 普通の一戸建てで、8帖一間をピアノ教室にあてていた。
さすがにピアノのある部屋はソコソコきれいにはなっていたが、 あまりにも部屋の作りとグランドピアノがミスマッチだ。 そのピアノのある部屋までの廊下の柱が、 ネコにガチガチに傷を付けられていた。
ちなみに説明すると、 柱が見える工法を真壁(しんかべ)。 柱が見えない工法を大壁(おおかべ)と言う。 基本的に和室は真壁、洋間は大壁に作られているのが一般的だ。 真壁柱工法のほうがコストが高くつく。 いちがいには言えないが、意匠的に真壁のほうが良いとされる。
とりあえず現状を見て、予算の関係もあるので、 3Mあたりで出しているハレハレ単板と呼ばれているシート状のものを 貼り付けて補修する方法で見積を出した。 御検討下さいとピアノ教室をあとにした。
伺った時にはピアノ教室の生徒は来ていなかったが、 あんなにきたないピアノ教室でいったい何人の生徒が 習いに来るのだろうかと疑問に思ってしまった。
この先生がどの程度教えるのが上手いのか分からないが、 やはりピアノを弾くのなら、 周りの環境も大切なのではないのかと思ってしまった。
〜 関係無いけど僕はピアノは弾けません。 猫ふんじゃった程度も弾けません。楽器はからっきしダメなのだ。
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2002年07月02日(火) 今年の旅行はどこへ
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