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2003年04月30日(水) 活字、言葉、会話、活字依存による障害


僕の住む地域は嵐。

その嵐の中、遊説カーを運転する。
強い風と雨に遊説のテープの声は掻き消されてしまう。

そんな事はどうでもいい。
とりあえず選挙区内をくまなく回ればいいだけだ。

これは地元代議士の遊説カー。
近いうちに選挙でもあるのだろうか。
もちろん代議士本人は同乗していない。

「回ってくれ」と言われたので、
暇だから「いいですよ」と了解しただけ。
そして「地元の為に頑張ります」みたいなテープを流すだけ。

暇な四人が集められ、交代しながら派手な黄色のバンを運転する。
一日中市内をぐるぐる回るのだが、
車の中ではどうでもいいような世間話がえんえんと続く。

僕の場合、このように何人かが集まって会話をする時は、
非常に発言回数が少ない。

一対一の場合、会話が途切れる沈黙が嫌いなので、
無理にでも喋べるのだが、非常にぎこちない。

喋ってくれる人がいる場合は安心してしまい、
ほとんど話を聞いてるだけで、あまり喋らない。
変に無口を装ってしまうのだ。

長い事そういう状況に慣れてしまうと、
たまに喋った時に自分の話が伝わらない場合がある。

つまり話の仕方を忘れてしまい、
人に自分の言いたい内容をうまく伝えることができない。
言葉を使った意志伝達スキルが弱くなってしまっているのだ。

おそらく勝手に自分の頭の中で解釈してしまって、
自分本位で会話を進めてしまう。
ところが実際相手には話が通じていない。

最近つとにその傾向が強い。
今日も車の中でその事を指摘される。
「お前の話はわかんないよ」と。

その原因を自分で分析してみるに、
おそらく人と会話をしている以上に、
頭の中で自分と話をしてることが多く、
その割合が人よりはるかに多いのだと思う。

それには耳から入る言葉より目から入る活字の方が断然多くて、
目から入った活字は自分内で処理されるが、
それを外に出す時に上手く変換ができないでいるのだ。

僕はもっと人と会話をしなければならない。

(削除予定)



2002年04月30日(火) なんとなくそう思う日々

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