ボード

2002年03月16日(土) ムンクとモクレン

このところの陽気で桜が咲きはじめそうです。

運転中、モクレンの花を見つけました。
「春は木蓮、秋はさるすべり」
意味の無いFツトムの勝手な成語です。
どちらも季節の走りに咲き、長く咲いている花です。
庭木に植えている家が多いですね。

暗紫紅色のモクレンにしろ白木蓮にしろ。
突然現れたかのように枝いっぱいに花を咲かせています。
花が咲いていると言うより、鳥が枝にとまっている感じがする。

この花にはFツトム的にはあまり「綺麗」という表現はしない。
「艶やか」でもなく。
「妖妖しい」が合う。

この花を見るとムンクの絵を思い出す。
でもムンクはモクレンを描いてはいない。
Fツトムは詳しくはないし、そんなに多くの作品を見たわけでもないが、
モクレンとムンクはぴったりくる。

背景やモデルをとりまく周りの空気が、
波打つ曲線と狂気の色彩で描かれている。
モクレンの花の暗紫紅色と形が同じような空気を漂わせている。

詳しい人の話によれば、ムンクにとってあのような絵を描くことが、
精神の自己治癒につながってたらしい。

モクレンがそのようなイメージで見えると言うことは、
Fツトムも孤独と不安を感じているのだろうか。

いやいや。人並みだと思いますよ。

※「波打つ曲線と狂気の色彩」の表現は人のを引用しました。



 < 過去  INDEX  未来 >


ツ [MAIL]