このところの陽気で桜が咲きはじめそうです。
運転中、モクレンの花を見つけました。 「春は木蓮、秋はさるすべり」 意味の無いFツトムの勝手な成語です。 どちらも季節の走りに咲き、長く咲いている花です。 庭木に植えている家が多いですね。
暗紫紅色のモクレンにしろ白木蓮にしろ。 突然現れたかのように枝いっぱいに花を咲かせています。 花が咲いていると言うより、鳥が枝にとまっている感じがする。
この花にはFツトム的にはあまり「綺麗」という表現はしない。 「艶やか」でもなく。 「妖妖しい」が合う。
この花を見るとムンクの絵を思い出す。 でもムンクはモクレンを描いてはいない。 Fツトムは詳しくはないし、そんなに多くの作品を見たわけでもないが、 モクレンとムンクはぴったりくる。
背景やモデルをとりまく周りの空気が、 波打つ曲線と狂気の色彩で描かれている。 モクレンの花の暗紫紅色と形が同じような空気を漂わせている。
詳しい人の話によれば、ムンクにとってあのような絵を描くことが、 精神の自己治癒につながってたらしい。
モクレンがそのようなイメージで見えると言うことは、 Fツトムも孤独と不安を感じているのだろうか。
いやいや。人並みだと思いますよ。
※「波打つ曲線と狂気の色彩」の表現は人のを引用しました。
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