先日，「木彩会展：創立56年 木竹工藝家の集い」に行ってきた。高校時代の友人が出品していて，再会を楽しみに，というのと，ぜひ作品が見たい，というのとあって。かなり無理な日程だったが行ってきた。15分だけの再会だったが，立ち去りがたかった。話したいことがあまりに沢山あって。だから最後は，「話したいことがありすぎて止まらなくなりそうだから今日は帰るね，また今度」と言ったくらい。

テーマはお盆・トレーで，いろんな素材のいろんなお盆やトレーが並んでいて，それも興味深かったけれど，なんといっても友人の作が気になる。実は，テーマから離れて，友人と友人のお父さんが作っている椅子なども出品・展示されていた。友人がデザインから制作まで全てを作り上げているダイニング・チェア「Dive」も。メールで，ぜひ座りたい，と書いていたこともあったけれど，本当に座れるとは思っていなかったので，感激！座ってみると，座面の低さと背の絶妙な高さ，位置，形がよくわかった。そして，軽さやスタッキングのことなんかも，とてもよく考え練り上げられたコンセプトなんだとわかる。友人は，笑顔で自信をもってDiveの説明をしてくれた。いきいきとした笑顔だった。とても心地よい再会だった。

6月初旬に青山スパイラルにて，椅子塾の100展というのがあり，そこにもDiveが出品される。そちらでは，一番新しいDiveに座れるそうだ。ぜひとも青山には時間を作っていくよ，と約束をした。本当に楽しみ。

ともまる ｜MAIL