ともまるのCM日記
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2001年11月15日(木) ACC CMフェスティバル入賞作品発表会

…なんて長いタイトルだ。センスない…。
先月から心待ちにしていた↑というCM上映会に行ってきた。
しかも1人で。なぜか。一緒に行くはずだった友達が急に予定が悪くなってしまったからである。これは本当に残念だったが,彼女の分まで観てくるつもりで行ってきた。

受賞作が,まずラジオCMから流された。受賞作といっても1つや2つではないので,大量に,かつ立続けに,しかも音だけで聞くということになる。この様子はかなり異様なものだったが,ラジオCMの楽しさを満喫できてよかった。集中チ療室メンバーがラジオCMを楽しんでいるというのがわかる気がした。ラジオから離れて久しいが,また聞きたくなってきた。

途中,審査員の黒須美彦氏の講評を挟んで,テレビCMの上映へ。
グランプリなどは確かによかったが,それ以外の銅賞や奨励賞などの受賞作にいくつか気になる作品があった。それは発想のすごさだったり,映像のきれいさだったり,おもしろさだったりといろいろなのだが,本当に多様なCMが日本中で流れているということにあらためて驚いたりもした。

また,ACC パーマネントコレクション(通称・CM殿堂入り)というものも選考があり,上映されていた。これは過去の受賞作の中から選ばれるのだが,その中に「あっ!」と思うCMが入っていた。何故「あっ!」なのかというと,今日一緒に行けなかった友達のお気に入りだったからである。
「サントリー・ニューオールド」。1995年度の受賞作である。
3バージョン全て殿堂入りしたのだが,そのうちの1つが彼女のお気に入り。
田中裕子が弁当屋で働いている。そこに毎日弁当を買いに来る医学生。
「毎日,うちの弁当じゃあきるでしょ?」
「…弁当だけじゃないっすから」
何年かぶりにみたが,ほろ苦い映像とストーリーが何ともいえない味わいだった。オールドは,今年度の作品でもラジオCMで受賞もしているが,中年の哀愁を描きつつ,哀愁だけに終わらせない路線でうまくやってると思う。とにかく,殿堂入りするCMを覚えていて気に入っているという友達のセンスにあらためて感服した。

それにしても,一緒に行けていれば観れたのに…。本当に残念。
代わりといってはなんだが,パンフレットとポスターをお土産にもらってきた。


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